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2016年9月に読んだ本

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4228ページ
ナイス数:172ナイス

君に届け 27 (マーガレットコミックス)君に届け 27 (マーガレットコミックス)感想
爽子ちゃんと風早くんはじめ、この子達は何て一所懸命で何て思いやりがあるのだろう。それでいて変に大人びていたりしなくて、みんな可愛い。昭和な感覚のおばさんから見ても理想的な青春群像だ。風早くんも進路希望お父さんに言えて良かった。あやねちゃんは想いを自覚出来て良かったね。卒業が迫ってさみしい気もするけど、この子達は離れてもちゃんと繋がっていけそうな気がする。
読了日:9月29日 著者:椎名軽穂
死神もたまには間違えるものです。 (新潮文庫nex)死神もたまには間違えるものです。 (新潮文庫nex)感想
突然訪れた自分の死を受け入れられない人と、彼らを本当の死へ導く死神の物語。受け入れられない以前に、死んでいる自覚がなくて生前の様に体を動かせてしまうという不自然な状況に。ちゃんとした死の為には、何が必要なのか。死に向い合う事は生きる事に向い合う事でもあったのだなぁ。死神と天使の関係も、そういう事だったのか。
読了日:9月28日 著者:榎田ユウリ
東京防災東京防災感想
奥地とはいえ都民なので、昨年全戸配布された。ざっと目は通していたが、この度地元の防災勉強会で皆さんと一緒に読んだ。主に「今やろう4つの備え」の確認の再確認だったが、自助・共助の必要性を痛感。無料の電子版もあるので、東京以外の方も参考にしてみてくださいね!
読了日:9月26日 著者:
シェイク・ミー・テンダー (ディアプラス文庫)シェイク・ミー・テンダー (ディアプラス文庫)感想
雑誌読み切りだったせいか、2人がお互いの気持ちに気が付いてからが、ちょっと物足りない展開だったかな。一冊丸々の長さでじっくり読ませて欲しかったなぁ、と残念に思った。恋愛より、親子兄弟の情やバーの常連客とのやり取りなど、人情の絡んだお話が良かった。そうした人生を豊かにする人間関係に、互い存在がプラスに働いて間がより深まって行く所ではあたたかい気持ちになった。
読了日:9月24日 著者:いつき朔夜
実伝 真田幸村 (角川文庫)実伝 真田幸村 (角川文庫)感想
火坂さん初読み。と言っても小説だと思ったら複数の著者による評伝集だった。2年位前に秋月こおさんの幸村作品を読んで、BLとして読者を限定してしまうのが惜しい程面白く幸村に興味を持った。関ケ原以前の幸村についてもっと知りたいと思い本書も購入してみたのだが、若き日の幸村の記録って本当に少ないのだとわかった。今年は大河ドラマにもなったので、やっと積読解消。『名将言行録』の幸隆、昌幸、信之も読めてよかったが、下の名前のみの登場人物が誰だか解りづらかった(^^;)
読了日:9月22日 著者:
雪花の虎 3 (ビッグコミックススペシャル)雪花の虎 3 (ビッグコミックススペシャル)感想
虎姫さま大人になったなぁ。姫武将としての決断力の迷いのなさにもそれを感じたのはもちろんだが、病床の母の見舞いのために女性の装いで現れた姿にもそれを感じた。それが何だか妙に切ない。
読了日:9月20日 著者:東村アキコ
たった1日で即戦力になるExcelの教科書たった1日で即戦力になるExcelの教科書感想
1年以上前に買って「私にはたった1日では無理」と放置していたが、この度必要にかられてひと通り読んでみた。基本的な関数が理解できて、懸案だった目先の仕事は何とか解決出来そうでよかった。キーボードのショートカットって全く知らなかったので、便利かも! ”$”とか1文字ずつ入力していたアホな私(^^;)
読了日:9月19日 著者:吉田拳
鏡花あやかし秘帖 月鏡花あやかし秘帖 月感想
明治時代も半ばの世紀末。街にはガス灯、家には電灯、夜の闇も文明に駆逐されていく様な帝都東京を舞台に、新人編集者がこの世ならぬモノ達の事件に関わっていく。そんな彼を助けているが、そちら側に導いているようでもある担当作家は、若き日の泉鏡花。妖らしき者たちと共に暮らす作家は、百鬼夜行抄のあの方の様。そんな鏡花先生も好きで、この作品も楽しみにしていのだが、原作者の橘さんが亡くなられたという事で、とても残念。
読了日:9月18日 著者:今市子
ウェブニュース一億総バカ時代 (双葉新書)ウェブニュース一億総バカ時代 (双葉新書)感想
ウェブニュースばかりなく様々な情報源にアクセスしないとバカになる、という警告と思ったらちょっと違った。情報を鵜呑みにする危険に違いないが、ニュースサイトと広告の問題だった。無料サイトが広告収入での運営だろうとは想像がつくが、その詳しい仕組みや金額は知らなかった。CTR(クリック・スルー・レート、バナー広告がクリックされる割合)、ネイティブ広告、リタゲ(リターゲティング広告)、パブ記事など初耳。クリック毎に値段の付くバナー広告、掲載の仕方によっては数百万円になるものなど様々な広告費設定も知らなかった。
読了日:9月17日 著者:三田ゾーマ
信長協奏曲 14 (ゲッサン少年サンデーコミックス)信長協奏曲 14 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
中国攻めが始まって秀吉さんがなにやら活動している頃。サブローは北陸の柴田勝家のもとで陣中見舞い(?)の相撲大会を催す。本人も言ってたけど、見た目はほとんど変わらないけど「けっこういい年」のはずです。犬千代さんも。そして大河ドラマのおかげで記憶に残る三木城や有岡城の攻防、荒木村重の裏切りが発覚。お市ちゃん母娘はこのまま柴田さんのもとに残るという今後を思わせる展開。官兵衛さんも登場するのかなぁ。先が見えて来てさびしい気もする。
読了日:9月13日 著者:石井あゆみ
死にたがりと雲雀(4) (KCx)死にたがりと雲雀(4) (KCx)感想
細目にも朽木にも、理不尽に家族が殺された過去があった。その憤りを朽木に向け非情になった細目、加害者を殺めてしまった為に「死にたがり」の世捨て人になった朽木、どちらも悲し過ぎる。読者にとって雲雀や子ども達が救いだけど、朽木達にもそうあってほしいな。
読了日:9月11日 著者:山中ヒコ
かわいい琳派かわいい琳派感想
俵屋宗達・本阿弥光悦、尾形光琳・乾山、酒井抱一と時代を超えて受け継がれた美の表現。以前出光美術館で琳派作品いを見たが、中村芳中は覚えてなかった。乾山と抱一はそこで初めて知り印象に残ったのだが。特に乾山の器のモダンさにはビックリした。写実ではなくデフォルメやデザイン性を重視した琳派作品は確かに「かわいい」。光琳の「竹に虎図」神妙な顔のイッパイアッテナみたいだし。
読了日:9月11日 著者:三戸信惠
昭和元禄落語心中(9) (KCx)昭和元禄落語心中(9) (KCx)感想
最終回を機に再読。親分さんとの話、八雲師匠の前に現れたみよ吉や先代助六、あらためて読むと3人それぞれの未練や弱さにも優しさを感じる。一所懸命生きるとは業が深いことだが、愛おしいことでもあるのだなぁ。
読了日:9月10日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中(10)<完> (KCx)昭和元禄落語心中(10)<完> (KCx)感想
タイトルがタイトルなだけに、どう終着するのかと読み続けていたこの物語もついに完結。信ちゃんの今後は気になるけど、これ以上はないと思える最終回でした。八雲と助六編は冥途寄席で、与太郎編は再建された寄席で、心中と言っても、共に生き共に死にそして誰かに残して行くこと、と伝えてくれた気がする。信ちゃんの実父はそうでない方がいいなと思ってたけど、以前八雲師匠が親分さんに恩があると言ってたこと、小夏さんの話、冥途寄席に信ちゃんが招かれた事、でそういう事なのかなぁ。みよ吉さんが絡んでるような気もするし…。
読了日:9月9日 著者:雲田はるこ
ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)感想
イッパイアッテナと出会った頃はまだまだ子猫ちゃんだったルドルフも、中々頼りになる存在に成長。次世代に当たるブッチーの子どもチェリーに憧れられる様な大人になったのね、と感慨深い。今回もそんなルドルフの気概と機転でピンチを乗り切った! でも、チェリーにとってはルドルフよりスノーホワイトの方が、イッパイアッテナの様な存在になるのかも、女同志だし。続きも楽しみだけどあるのかな。
読了日:9月7日 著者:斉藤洋
島はぼくらと (講談社文庫)島はぼくらと (講談社文庫)感想
ミステリー系なのか青春モノなのかホラー系なのかはたまた、と思いながら読み始める辻村作品。今回は瀬戸内の島を舞台にした青春物語でした。学園モノではなく、家族や地域の大人達との関わりや政治的な問題を絡めながら、島という独特の環境での進路選択の厳しさと友情恋愛を描いた作品。最後は、そう来たか! と彼女たちの選択に晴々した気分になった。
読了日:9月6日 著者:辻村深月
重版出来! 8 (ビッグコミックス)重版出来! 8 (ビッグコミックス)感想
中田くんの初単行本が出るまでのお話しでした。一人暮らしを始めた心ちゃんと、母親と再会した中田くん、それとパンツ脱いだマキタくんも、ひとつ壁を超えたんですね。ドラマとは違う「ピーヴ」の表紙と帯でしたが、編集者心が作品にを世の中の人々に届ける為に情熱を傾け、一人前になって行く姿は同じ。今回も前向きになれるお仕事漫画でした!
読了日:9月4日 著者:松田奈緒子
ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)感想
東京に来たばかりの頃は、イッパイアッテナの後にくっ付いてたルドルフだったが、すっかり大人になった。イッパイアッテナが千葉に助っ人に出掛けたている間、しっかり留守を預かる存在に成長していた。問題のノラ犬から上手く身をかわし、仲間を助け、協力して撃退する策を練る! そして最後は、昨日の敵は今日の友、となれる懐の深さも持ったルドルフ、大物だ! リエちゃんの事などハラハラの面もまだあるけどね。続きも読みたくなって図書館予約した。
読了日:9月3日 著者:斉藤洋

読書メーター

# by hitokohon | 2016-10-01 10:25 | 読書メーター

2016年8月に読んだ本

2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3134ページ
ナイス数:131ナイス

天智と天武-新説・日本書紀- 11 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 11 (ビッグコミックス)感想
主人公二人は当の昔に世を去った二人の曾孫である聖武天皇の時代。皇后は、皇族以外で初めてその位についた鎌足の孫光明子。兄達の病死や反乱、皇子の夭折に天皇の体調不良と彼女に次々降りかかる災難は蘇我入鹿の祟りなのか。それを指摘しのは大友皇子の孫と名乗る僧の行信。彼もまた二人の子孫か。彼ら子孫達が行った「夢殿救世観音封印と聖徳太子伝説の流布」はその後千数百年にわたり語り継がれ、岡倉天心につながる訳ですね。時代を超えた「天智と天武」の愛憎、物語の冒頭が何故あの場面だったのか納得。それだけに最終話に救われた思い。
読了日:8月31日 著者:中村真理子園村昌弘
天智と天武-新説・日本書紀- 10 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 10 (ビッグコミックス)感想
ついに壬申の乱、この物語ではどう描かれるのか楽しみにしていた。大友皇子は「我に力を」と神に願ったが、まるで父の霊を呼び寄せたかの様に天智にそっくり。大海人に対する愛憎も受け継いでいる様な結末が切ない。その大海人はファザコン。藤原四兄弟の病死も長屋王の怨念ではなく、そう来ましたか! それで聖徳太子の救世観音に結びつくのね。
読了日:8月31日 著者:
あれよ星屑 5 (ビームコミックス)あれよ星屑 5 (ビームコミックス)感想
やっぱりこの物語の女性たちは逞しい。フミちゃんのしたたかさを憎み切れないのも、カンナの負け惜しみかもしれないけど大らかな反応があるから。騙されて痛い目を見た男達もそれに救われている。それに引き換え班長父の生き様は、潔いというより頑なで悲しい。前回に引き続き義姉さんが心配。
読了日:8月29日 著者:山田参助
ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)感想
まさにルドルフ「ひとりだち」への物語。一匹で東京に来てしまった時から、プライドを持った負けず嫌いな面はあったけど、イッパイアッテナ達とのノラ猫生活ですっかり逞しく成長したね。リエちゃんちへたどり着いた時の展開は泣けました。あの台詞を子猫ちゃんに言ったルドルフは、もう立派な一人(猫)前のノラ猫です!
読了日:8月27日 著者:斉藤洋
午後二時の証言者たち午後二時の証言者たち感想
職場のパート仲間が紹介してくれた作品。初読み作家さん。冒頭の章でひとつの事件が完結したのかと思ってしまったが、そこからが全ての始まりだった。中々面白い構成で、次の章でその事に気付いてからググッと物語に引き込まれた。
読了日:8月25日 著者:天野節子
[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)感想
他の池上さんの本を読んで、世界状況を知るには世界の宗教を知らなければと読みました。例えば世界の宗教年表とか、もう少し全体を把握出来ると更に良かったかな、と思いますが、現在の社会情勢と宗教の関係を知る入門書として、とてもわかりやすかった。
読了日:8月24日 著者:池上彰
シンプルに考えるシンプルに考える感想
ユーザーの為になりユーザーを幸せにする事。企業が追求するのは「ユーザーのニーズに応える」それだけ。その妨げになる無駄なルールや会議、トップダウンも足を引張る人を生む競争も不要。必要なのは、本来の目的に向かって主体的に動きとことん努力をする事。確かにシンプルだが、甘えを許さぬ厳しさがある。近頃職場でイラッとするのは主体性のなさと待ちの姿勢。嫌な気分になるのは報われなさと自分の甘え根性。「シンプル」心掛けましょう。
読了日:8月22日 著者:森川亮
ルドルフとイッパイアッテナルドルフとイッパイアッテナ感想
息子が小さい頃、NHKのテレビ絵本で見ていて大好きだった(私が)。映画の宣伝を見て懐かしくなり図書館で借りた。好奇心旺盛で真っ直ぐな、まだ成長期のルドルフと、経験を積んで物知りのイッパイアッテナ。兄貴肌なのに一匹狼(猫だが)のイッパイアッテナが、何故ルドルフに色々教え様と思ったのか。兄貴がチビの成長を促すだけじゃなく、若いルドルフがイッパイアッテナの頑なな部分を変えていく。二匹の心意気に思わず涙の場面もあった。
読了日:8月20日 著者:斉藤洋
新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)感想
ウクライナ・クリミアとロシア、スコットランドとイギリスの関係なのど、ニュースで聞く世界情勢の歴史的背景が少し解った。中東やウイグル問題なども含め、その歴史には必ず宗教が絡んでおり、今後更にややこしい事になって行きそうな火種を抱えている事を改めて知った。佐藤さん曰くジャーナリストとしての職業的良心に忠実な池上さんと、踏み込んだ発言もする佐藤さんのバランスが絶妙。今年もお二人での刊行希望。
読了日:8月14日 著者:池上彰,佐藤優
あれよ星屑 4 (ビームコミックス)あれよ星屑 4 (ビームコミックス)感想
終戦後の混乱を日々逞しく生きる人々がいる中、戦争の痛手から立ち直れない川島班長。今回彼の生い立ちが語られ、父親との確執や兄弟との死別など、戦争そのものだけでなく、息子たちを立派な軍人に育てる事しか考えていなかった父親を中心とした家庭の問題もあった事がわかり、更につらい。再会したそのお父さんも失踪(?)してしまうし、兄嫁さんもどうなっちゃうのか心配。能天気に見えて、班長を色々気遣う門松、スケベだけどいい奴だ。そして舞台はストリップ劇場へ。この女性たちの前向きな逞しさが救いだ。お義姉さんも頑張って!
読了日:8月11日 著者:山田参助
孔明のヨメ。(6) (まんがタイムコミックス)孔明のヨメ。(6) (まんがタイムコミックス)感想
阿斗ちゃんも生まれ、新野で一時の平穏を得ている劉備さんに迫る危機。襄陽で仲良く荘園の経営に勤しむ孔明夫妻の平和な日々も後少し。徐庶さんの就活問題も解決したし、いよいよ三国志な展開に突入でワクワクする一方、孔明の才能と将来を考える月英さんの内心を思うとちょっと辛い。曹操の紙の話や、巻末の三国志時代の風習ネタも面白かった。
読了日:8月10日 著者:杜康潤
ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)感想
エヴァは話題になってから劇場版を観たが、映画ではよく解らずその後TV版のビデオをレンタルしまくった。庵野監督と同世代だという事と、「スキゾ」「パラノ」だったと思うが、シンジは14才の自分ではなく今の自分だ、と言っていた事に興味を持った。その庵野監督が何故今ゴジラなのか、ちょうどど映画も観たところだったので、タイムリーかなと読んでみた。ゴジラ誕生の話は知っていたが、映画を観るのは今作が初めてだったので、その歴史がわかったのは良かった。考察や謎解きという面ではちょっと物足りなかったかな。
読了日:8月5日 著者:長山靖生
プラチナエンド 3 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 3 (ジャンプコミックス)感想
新刊を楽しみにしていたのだが、読み始めるのにちょっと覚悟もいる作品。そもそも他者との関わりに絶望して自殺しようとした主人公の明日(ミライ)に、この過酷な状況は罰なのか? 傍観することが許されないというのは厳しい。
読了日:8月5日 著者:小畑健
「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)感想
参院選そして都知事選も野党連合は敗北に終わった。リベラル派が感情的反対に訴えるのみで実現可能を期待させる具体的政策を提案出来ていない事は事実だ。著者に、そら見たことかと言われた様な気がする。本書に述べられている事には、反戦ではあるがデモにさえ参加していない一市民として、確かにそうだと反省を促される事もある。脅威となる様な実力を伴わない自己満足では世の中は動かない、言われている事には納得もする。だが著者はどういう立場なのか。何はともわれ実際に行動を起こした人々に対し、評論家的視点から批判されて不快感も残る。
読了日:8月1日 著者:浅羽通明

読書メーター

# by hitokohon | 2016-09-01 09:56 | 読書メーター

2016年7月に読んだ本

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3900ページ
ナイス数:142ナイス

アイズオンリー (SHYノベルス299)アイズオンリー (SHYノベルス299)感想
アイズ・オンリーは、閲覧者にメモや複写を許さない「目で見るだけ」の秘密書類を意味するそうだ。人の顔などを認識記憶する事が困難な縁(ゆかり)は、子どもの頃全盲だったかずくんと図書館で知り合い仲良くなった。縁は白杖を持っている彼の事だけは認識出来たので、日々彼の為に本を読み聞かせた。見えても記憶出来ない事と、見えないけど別の方法で認識出来る事はどう違うのかな。大人になって、手術で視力を得た数真と会った縁。足りない何かを補い合うだけでなく、それ故に更に理解し合える様になりそう。
読了日:7月29日 著者:一穂ミチ
ロードムービー (講談社文庫)ロードムービー (講談社文庫)感想
「冷たい校舎」の、大人になったあの子たち登場(小学生時代もあり)の短編集。小中高校時代、今は苦しくても、そのうち大丈夫になる。行きたいけど、何処にもないと思っている遠くの場所が、気づいたら手には入っている時がいつか来る。イジメとかコンプレックス、苦しい思春期の物語にも未来という希望がある。
読了日:7月28日 著者:辻村深月
月影ベイベ 7 (フラワーコミックスアルファ)月影ベイベ 7 (フラワーコミックスアルファ)感想
光の告白で揺らぐ蛍子の乙女心。そして大好きな円はじめ、母を知る人々が自分の中に母を見ている事で、自身の存在意義に虚しさをも感じる。蛍子だって、円に何を求めているのかな? いよいよ亡き母の想いを知ることになりそうだけど、乗り切っておくれよ!
読了日:7月25日 著者:小玉ユキ
ひだまりが聴こえる-幸福論- (Canna Comics)ひだまりが聴こえる-幸福論- (Canna Comics)感想
前巻最後の太一のつぶやきで両思いになるんだ、と思ったのに、色々大変でしたね。でもおかげで2人とも成長したな。当事者に寄り添う気持ちと想像力。花粉症のエピソードで、難聴当事者である航平も別の側面ではその当事者を思いやる必要に気付いたが、私もハッとさせられた。太一も自分の道を見つけた様で一安心。もう大丈夫そう幸せにね、と心で完結を祝ったら、後書きで更に続編があると知り嬉しくなった。今作表紙は明るい桜の木漏れ日の中の2人。前巻は初夏の若葉、次はどんな表紙かな、それも楽しみ。
読了日:7月25日 著者:文乃ゆき
ひだまりが聴こえる (Canna Comics)ひだまりが聴こえる (Canna Comics)感想
続編「幸福論」を読む前に復習。叙情を感じる表紙の雰囲気とはギャップのある太一というキャラには、最初やっぱり驚く。表紙は航平の心象風景なのだろう、きっと。太一と出会って世界が広がった航平。航平と出会って自分の内面と向き合う事になる太一。続編での進展が楽しみ。
読了日:7月24日 著者:文乃ゆき
くじけないで 文庫版くじけないで 文庫版感想
90代から息子さんの勧めで詩を書き始めたというトヨさん。いつも周囲の人々への感謝の気持ちを抱いて、それを励みにしている生き方が詩に紡がれる。白寿を迎えてなお父母を想う娘であり、還暦を過ぎた息子を心配する母でもある。亡き夫にあの世で会うのを楽しみに、でも「早くお迎えに来て」とは言わないトヨさんの、日々を大切に前向きに生きる姿に、こちらが励まされる。八千草薫さんの映画を観たので、詩が八千草さんの声で響いて来る様だった。
読了日:7月23日 著者:柴田トヨ
日本文化私観日本文化私観感想
NHK100分de名著「堕落論」で紹介されていて、伝統の様式美礼賛への異議申し立てが面白いと思い読んでみた。堕落論同様、世間の常識と言われる価値観より、実質目的にのみ適したモノ、自身にとって有益なモノに美や価値を認める安吾の論法。自分の価値観を根底から見直させられる。
読了日:7月21日 著者:坂口安吾
言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)感想
シリーズ第1作「言ノ葉ノ花」の家電量販店で働く長谷部・余村の続編。同人誌や冊子で発表された短編をまとめ昨年単行本で刊行された作品。この度電子化されたのでそちらで読了。この2人が好きだったのでその後が読めて嬉しい。ほのぼのしたデートの話と、家族との関係を克服していくちょっとシリアスな問題。色々あっても幸せになっていく姿を見られて良かった。ただ短編集なので各話毎のBLなシーンにちょっと食傷気味で飛ばし読み(笑)
読了日:7月19日 著者:砂原糖子
50オトコはなぜ劣化したのか (小学館新書)50オトコはなぜ劣化したのか (小学館新書)感想
私は香山さんとほぼ同世代。夫は同い年で職場プロジェクトの責任者、私の職場の部長や地元小中学校の校長先生方も同世代、と周りの50オトコは職場で責任ある立場にあり大変な世代。香山さんに同意する部分も多々あるが、今以上に何かを求めるのも酷な気がした。でもエールでもあるんですよね。それより、香山さんの言う50オトコへの批判は50オンナの自分にも当てはまると、結構凹んでいる。
読了日:7月17日 著者:香山リカ
堕落論堕落論感想
NHK100分de名著の今月の本、という事で再読。
読了日:7月13日 著者:坂口安吾
おうちのありか~イエスかノーか半分か 3~ (ディアプラス文庫)おうちのありか~イエスかノーか半分か 3~ (ディアプラス文庫)感想
ちょうど参議院選挙でタイムリーな選挙ネタだったが、まさか潮の出自がそちらだったとは! 柔軟な強さを持ってる、と思ってた潮の意外な弱点だった。案外ヘタレじゃないのと心配したが、計が頑張った。硬質な強さだけに脆い所もありそうな計が、潮と出会って変わった。表紙の2人の様に幸せになれそうで良かった。表紙にも飴ちゃんが散りばめられているが、江波ジイが似合わぬキューピットだったのかも。
読了日:7月13日 著者:一穂ミチ
重要参考人探偵 3 (フラワーコミックスアルファ)重要参考人探偵 3 (フラワーコミックスアルファ)感想
仕事柄カッコいいはずなのに、何だかシャキッとしない雰囲気の御三方。死体に遭遇しやすい特異体質は気の毒だけど、異変に気付いたら素早く通報を! そして事件のあれこれより気になるのは、圭とお父さん(?)の過去。
読了日:7月10日 著者:絹田村子
百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)感想
蝸牛さんの若い頃のお話をはじめ、飯島家の方々が多く登場。青嵐やあのお手伝いさんが飯島家に来た頃の事もあり、開さんの不思議な契約の事など、飯島家の謎に迫るお話。青嵐も弱っている様子もし、それらを背負う事になる律くんの負担が大きそうで、これから展開が心配。
読了日:7月8日 著者:今市子
日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558)日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558)感想
TVなどで見る石破さんのお話しは解りやすく、反対意見の者も聞く耳を持つ気になれる、と思い読んでみた。現憲法で個別的自衛権を放棄してはいない事は読み取れるが、集団的自衛権はどうなんだろう、思っていた。石破さんの説明では、国連憲章に鑑みて主権国家である以上個別的自衛権と集団的自衛権はセットで有しており、その運用は政治判断によるものでるから、あくまで戦争を回避するために必要なのだという事。それは解るのだが、その政治判断が心配なのである。石破さんのいる与党は大丈夫かもしれないが今後拡大解釈乱用する危険はないのか?
読了日:7月8日 著者:石破茂
ポーの一族 復刻版 2 (フラワーコミックス)ポーの一族 復刻版 2 (フラワーコミックス)感想
エドガーとメリーベルの出自、ポーの一族となった経緯か語られる。彼らはあの一族の村で生まれた訳ではなかったのだ。妹だけでも助けようとしたエドガーの思いが、全く報われない悲しい巡り合わせ。切な過ぎる。出生の秘密と過酷な運命、当時乙女ちっく系の少女漫画やドラマにもそういうお話があったなぁ、とちょっと時代を感じた。
読了日:7月3日 著者:萩尾望都
拝み屋横丁顚末記 25巻 (ZERO-SUMコミックス)拝み屋横丁顚末記 25巻 (ZERO-SUMコミックス)感想
店子のおかげで大家さんに降りかかる災難の数々、今回も楽しませていただきました。先代まで問題持ち込んで来るし! 先代が大家だった頃の横丁ってどんなだったんだろう、と不安に(笑) ゆるキャラ静ちゃんのお話も良かった。読み終わって、裏表紙の二人にほっこり。
読了日:7月3日 著者:宮本福助
思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)感想
電子化を待ってようやく読めた完結編。商店街も寂れて行くだけじゃなく、新しい変化があったり、そこで育まれ人間関係に力をもらう人達もいる。明里と秀司もそうだった。太一もそうなのだろう、人であろうとなかろうと。
読了日:7月2日 著者:谷瑞恵
性のタブーのない日本 (集英社新書)性のタブーのない日本 (集英社新書)感想
古事記から始まり、源氏物語 、俳諧、歌舞伎と文学の中の性表現。古代から摂関政治・院政期の権力者達の婚姻関係が歴史を動かした事や遊女の歴史。性から見た日本史、興味深いお話だった。春画は結構過激だが、文章での直接表現がない古典、「タブーはないがモラルはある」はなるほど。摂関政治全から院政政治への移行の背景に、道長の長男に后となる娘がいなかった事にあり、その原因は母や后だった姉妹の力か大き過ぎて女性嫌いになったから(?)説、考えた事 ないが納得。勿論、左府頼長様んp事も語られている。
読了日:7月1日 著者:橋本治

読書メーター

# by hitokohon | 2016-08-01 10:15 | 読書メーター

2016年6月に読んだ本

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:18冊

リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)リリーのすべて (ハヤカワ文庫NV)感想
映画で、リリーが自分らしく生きる為に命をかける姿に衝撃を受け、原作があると知り読んでみた。妻のグレタが映画では北欧女性のイメージじゃないのが違和感だったが、この原作ではアメリカ人の設定なので納得。後書に「映画ではデンマーク人の設定」とあったが、やはりアメリカ人の方が納得いく性格だった。原作を読んで改めて、彼女がアイナーをどれだけ愛しそれ故にリリーも愛したが、喪失の苦しみもよりわかった。また、リリーが女性になる事を望み命さえかけながら、後悔とは違う逡巡をする姿に、自分らしくとは何か考えさせられた。
読了日:6月29日 著者:デイヴィッド・エバーショフ
竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)竹と樹のマンガ文化論 (小学館新書)感想
気になるお二人の対談たっだので書店で見つけて即買いしたのに積んでいた。この度「少年の名はジルベール」に続けてやっと読めた。デビューからプロの漫画家として覚悟や苦悩の後に、後進に伝える立場になってからのお話を聞く、という流れで結果的に良かった。マンガと文学の違いはあれど、大学で学生に教える側であるお二人が、レポートや論文を教師に採点される為ではなく読者を想定して書く指導をしているのが印象に残った。プロの表現者を目指す人なら必須の事だが、我々も心掛ける必要があるなと思う。
読了日:6月26日 著者:竹宮惠子,内田樹
ポーの一族 復刻版 1 (フラワーコミックス)ポーの一族 復刻版 1 (フラワーコミックス)感想
復刻を機に初読み。発表当時、乙女ちっく「りぼん」を愛好していた私は、萩尾作品だけでなく竹宮さんも山岸さんもリアルタイムでは読んでいなかった。惜しい事をした。今初めて読んでも惹かれる物語だ。曾孫に受け継がれた日記の話、30年前の初恋の少女に再開する話、いつまでも変わらぬ若さで存在し続ける一族の運命の不思議を、苦楽を生きて老い命を終える人々に重ねて人生を語っている様だ。一族の名前「ポー」って何だろうと思っていたが、エドガー・ア ラン・ポーだったのね。主人公の名前を知るまで気が付かなかった。
読了日:6月25日 著者:萩尾望都
阿・吽 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)阿・吽 4 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
相変わらず鬼気迫る画に圧倒される。権力への執着と罪の意識が生み出恐怖、女性陣の貪欲さ、空海や最澄の求道という欲求、その凄まじさを物語る迫力ある表現がすごい。善も悪も、聖も汚も、同じ地平にある人間の欲望から生まれているんだと、何か怖ろしくなる。薬子が宮中を追放された事が最澄に入唐の機会を与えたけれど、空海はどうやって最澄らと遣唐船に乗ることが出来るのか。和気清麻呂ジュニアSとこれからも関わりがあるのか。薬子の変ってどうなるの~とかも含め、これからがいよいよ楽しみ。
読了日:6月25日 著者:おかざき真里
山岸凉子『日出処の天子』と古代飛鳥の旅山岸凉子『日出処の天子』と古代飛鳥の旅感想
美しく懐かしい表紙の王子の絵に惹かれて購入。懐かしいと言っても「日出処の天子」を読んだのは数年前、文庫版で。なので、巻頭ギャラリーで初めて見るカラー原画の素晴らしさに圧倒された。これだけでも買って良かった。複雑な人間関係など細かい所をすっかり忘れていたので、復習にもなって、更にお得感が。もちろん現在の飛鳥の写真や地図も参考になった。積んでいる「隠された十字架」も読まなければ!
読了日:6月25日 著者:
いとしの猫っ毛5 初回限定版 (シトロンコミックス)いとしの猫っ毛5 初回限定版 (シトロンコミックス)感想
初っぱなほのぼのラブラブバカップル気味の2人でしたが、みいくんの子どもの頃のアルバムや恵ちゃんの祖父の葬儀のエピソードで、家族のとの関係を思う場面にホロリ。そして突然の結婚決意! 家族とのお話もそこへの前段だったのね。終盤のカラー頁が嬉しかった。完結かと思ったら、まだ続く様なので良かった。
読了日:6月24日 著者:雲田はるこ
少年の名はジルベール少年の名はジルベール感想
「大泉サロン」は聞いた事があったが、竹宮さんと萩尾さんが同居されていた事も、増山さんがここまでプロデューサー的役割をされていた事も知らなかった。「風と木」を世に出す大変さは想像がついたが、竹宮さんがあんなに漫画家として葛藤し苦しんでおられた事も初めて知った。その当時、竹宮さんや萩尾さんの作品名を知っていても全く読んでいなかった私が、すっかりオバさんになった今読んで、自分を振り返る機会にもなった。
読了日:6月20日 著者:竹宮惠子
思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)感想
シリーズ3作目。秀司との関係が深まって行くと同時に、明里が商店街の人達とも親しくなって、津雲神社通り商店街ワールドを一層魅力的にしている。今作は父子関係を中心に、家族の歴史にまつわる物語で、涙を誘われた。最新4巻で完結だそうで続きが気になるが、電子化を待とう。
読了日:6月19日 著者:谷瑞恵
思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)思い出のとき修理します 2 明日を動かす歯車 (集英社文庫)感想
息子が小学生の頃、ある子育て講演会で「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」と言う言葉を聞きとても納得した。この物語は更にその先を行き、「自分と未来を変える」気づきと勇気によって「過去の記憶と他人の思い」も変えてしまう。もちろん、より良い未来のために。
読了日:6月18日 著者:谷瑞恵
思い出のとき修理します (集英社文庫)思い出のとき修理します (集英社文庫)感想
書店で見かけて気になっていた作品。最新4巻が出たのを機会に電子版で読んでみた。タイトル通り、後悔や忘れたい様な思い出を再認識し、過去を乗り越えて今からを生きようとする物語。舞台は、地元神社の名を冠するだけにどこか不思議な異界めいた感じもする寂れた商店街。時計屋さんと明里の思い出は修理された様だけど、太一くんが未だ謎の存在。
読了日:6月14日 著者:谷瑞恵
風と木の詩をうたったとき 漫画家・教育者、竹宮恵子さんの語る「創作と教育」 (朝日新聞デジタルSELECT)風と木の詩をうたったとき 漫画家・教育者、竹宮恵子さんの語る「創作と教育」 (朝日新聞デジタルSELECT)感想
短期新聞連載のインタビュー記事を電子書籍化したものなので、ちょっと物足りない。竹宮さんのデビュー秘話や、「風と木」のジルベールが少年である理由などもう少し詳しくお聞きしたいと思った。大学教授になられたのも大変と思っていたが、今では学長をされているというから更に大変そうだ。
読了日:6月12日 著者:朝日新聞
BL進化論 ボーイズラブが社会を動かすBL進化論 ボーイズラブが社会を動かす感想
パソ通仲間からJUNEな作品を紹介され、好奇心から読んでみたらすっかりハマって早20年。丁度このジャンルがBLという呼称で定着する過程だった様な。愛を求め共依存から破滅へ向かうようなJUNE作品から、親子の様な愛を得て互いに社会的自立へ向かう様な対幻想&自己実現BLへの変遷と感じていたが、そこにセクシャリティへの理解という進化もあったのか!著者溝口先生、12日0:50(11日深夜)NHK総合放送「指原(さし)ペディア」にご出演の様です。
読了日:6月9日 著者:溝口彰子
何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術感想
「なるほど」と参考になること、「そうそう」と共感すること、双方わかりやすく納得の指南書。貢献、目的、反応、常に読者を意識して書く、それが重要なポイント。読メは自分のための備忘録だが、実践してみようと思ったら、ちょっと緊張する。
読了日:6月8日 著者:山口拓朗
書店ガール 5 (PHP文芸文庫)書店ガール 5 (PHP文芸文庫)感想
前作では主人公交代でちょっと寂しく思ったが、今作では取手駅中の小さな書店で奮闘する彩加の姿にググッと引き込まれた。個人的に近頃気になるライトノベルに関する事で、ラノベ文庫編集長になった小幡夫とも接点があったり、理子&亜紀シリーズ同様に楽しめた。私も大好きなBL作品も話題に上って何だか嬉しくなった。教養として読む本だけじゃなく、娯楽や嗜好として読む本が人生の転機になる事もある。本とリアル書店が一層愛しくなる作品だった。
読了日:6月5日 著者:碧野圭
つくものはなし  (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)つくものはなし (1) (バーズコミックス ルチルコレクション)感想
付喪神は神様というより妖(あやかし)っぽい。ここに登場の皆さんは、本体の個性や来歴を反映しつつ、人間味があって可愛らしい(子どもっぽいともいう)性格らしい。携帯電話さえ使うアメの本体が非常に気になる。今回はアンティークドールのココの思い出にホロリとさせられたけど、他の皆さんの過去も語られるのかな。彼らと付き合いながら、桂太がどう成長するのか楽しみ。
読了日:6月5日 著者:山本小鉄子神奈木智(原著)
僕だけがいない街 (8) (カドカワコミックス・エース)僕だけがいない街 (8) (カドカワコミックス・エース)感想
アニメと実写映画は観たが、映画のラストの報われなさがちょっと悲しかったので、原作を最終巻だけ読んでみた。やっぱりこの原作のラストが一番良かったかな。悟と八代、探り合い対立しながら互いを知りそれぞれの目的に向う緊張感。相反するのに表裏一体の様な不思議な感情を抱かされた。
読了日:6月4日 著者:三部けい
リベラルですが、何か? (イースト新書)リベラルですが、何か? (イースト新書)感想
香山さんとほぼ同世代なので、学生時代から自分は基本リベラルと思っていたし、世の中も戦後民主主義の流れでリベラルな考え方が正しいものとされていた様な気がする。バブル崩壊、1995年、失われた10年、震災、第二次安倍政権、ネトウヨ、気が付けばやけに右寄りの世の中に。そんな中、今では数少ないリベラルな著作を発表し続けている香山さんは貴重な存在であり、自分を省みる指針にもなる。後半の対談も厳しい現状を知るものだった。
読了日:6月2日 著者:香山リカ
ひそひそ-silent voice- (6) (シルフコミックス)ひそひそ-silent voice- (6) (シルフコミックス)感想
光路は能力が再び無くなって、大地にそれを告げるタイミングに悩み、大地はいきなり知って混乱する。でも、年の離れた二人が同じ能力がある事で親しくなり、能力を失っても交流を持てる様になる意味は大きい。能力が無くても、触れ合った人や生き物や道具達の思いは、察する事が出来る。能力が無いからこそ、心を開いて大切な人達と接する。光路と大地、年の離れた二人の出会いは、それぞれが成長するために必要な事だったのね。
読了日:6月2日 著者:藤谷陽子

読書メーター
# by hitokohon | 2016-07-01 23:51 | 読書メーター

2016年5月に読んだ本②

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊/23冊
(後半5/16から)

崩壊する介護現場 (ベスト新書)崩壊する介護現場 (ベスト新書)感想
取材はしたのだろうが、あくまで著者の見聞範囲内での偏った見方では、という印象を持った。私の母もグループホームで介護職員の方々のお世話になっているのが、皆さん人柄も良く一所懸命に仕事されている。日々それを目にしているので、読んでいて気分が悪くなって来た。確かに本書にある様な事実もあるのだろうが、何か偏見に満ちている気が。
最終章の後半で、介護職員の資格の問題、介護保険の制度的問題点と低賃金の関係などをあらためてまとめているが、この問題をもっと中心に語って欲しかった。
読了日:5月31日 著者:中村淳彦
きょうの日はさようなら (集英社オレンジ文庫)きょうの日はさようなら (集英社オレンジ文庫)感想
ポケベルから始まって、誰の回想かなと思ったらSF展開でちょっと驚き。家族会議もスマホでSNSに電子承認、支払もスマホでカードレス。過去と近未来を、通信機器やゲームに漫画で描き分けているのが面白い。それらのモノへの親和性が世代の違いや心情を物語って、家族親族の気持ちをつなぎ直すきっかけにもなって行く。じわっと心に訴える物語。作家買いでしたが、期待以上にいいお話でした。
読了日:5月30日 著者:一穂ミチ
君に届け 26 (マーガレットコミックス)君に届け 26 (マーガレットコミックス)感想
主人公の親世代として物語を読み始めたが、気が付けば自分の子はピン先生の世代。もはや孫を見ている様なものだが、この子達の人との向き合い方に負けている。今時のリアル高校生はこんなにちゃんと人と向き合っているのだろうか。それが中々難しいから、物語の中の君に届いて欲しい思いに心惹かれるんだろうな、若い人もオバさんも。
読了日:5月29日 著者:椎名軽穂
最後の晩ごはん  旧友と焼きおにぎり (角川文庫)最後の晩ごはん 旧友と焼きおにぎり (角川文庫)感想
読んだのは電子版だが、書店で見た紙本の帯に「新章開店」とあったので、どんな展開になるのかちょっとドキドキ。イガ君も夏神さんも、過去の辛い出来事に向き合いながら、前へ進む勇気を持てる様になったみたいで良かった。時に人間の姿に見合った含蓄のある言葉を発するのに、基本子どもぽい感じのロイドが可愛い。
読了日:5月28日 著者:椹野道流
無私の日本人 (文春文庫)無私の日本人 (文春文庫)感想
映画の予告編で「実は実話です」と言っていたので、何の記録に残っていた逸話なのかと思っていたら、原作はこの本だった。映画本編のエンドロールで知った。それにしても江戸時代の無名の人々の多彩さに驚き。災害や飢饉を除けば平和だった、戦の無い時代だったからこそ育まれたものだったのか、江戸時代の奥深さに感心。後世のためにこの人々の事績を書き残す思いを語った、著者あとがきも心に響いた。
読了日:5月26日 著者:磯田道史
あめつちだれかれそこかしこ 3 (アヴァルスコミックス)あめつちだれかれそこかしこ 3 (アヴァルスコミックス)感想
相変わらず人間くさくマイペースで、少しも神々しいくない年男さんと納戸さん。ほのぼのした話しの中に、家の神様として住人と共に在る情が生まれているんですね。八百万の日本の神様の中には、こんな神様方がいても良いな、と思える物語。
読了日:5月25日 著者:青桐ナツ
本当は怖ろしい日本国憲法本当は怖ろしい日本国憲法感想
国民主権、基本的人権の尊重、平和主義は現行憲法の三大原則。しかしそれを信じ遵守する事で世の中と個人は上手くやって行けるのか? 西欧から入って来た天賦人権思想は人を殺す事も認める無制限な人権という面があるというが、無闇に殺されない権利もあるはず。民主主義は革命で王族を処刑し、ヒットラーを国家のトップに選んだ。現在アメリカ大統領候補にトランプ氏を選ぼうとしているのも民主主義だ。だからと言って優秀なる指導者頂く国家が自然発生するわけでもない。読んでいてイラっとしてきたが、憲法について改めて考える一助にはなった。
読了日:5月23日 著者:長谷川三千子,倉山満
教団X教団X感想
国家と宗教的なテロ組織、敵対している様で利用しあっている様な関係。理想と現実。より良き生き方と、生存と性の欲求との葛藤。自分に絶望しながら承認欲求から逃れられない人のエゴと、達観しながら理想を語る説教臭さ。性と暴力に絡め取られ身動き出来なくなる苦しさと、何か大きな力に縋りたい思い。世の中に真に正しい集団も個人もありはしない。何を選択し何処へ向かうのか、複雑で重い物語だった。楢崎くんの成長と芳子さんの受入れる姿勢に、ちょっと救われる。
読了日:5月23日 著者:中村文則
知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 (角川新書)知らないと恥をかく世界の大問題 (7) Gゼロ時代の新しい帝国主義 (角川新書)感想
アメリカ大統領選挙、ISのテロと難民問題、東北や九州の復興と心配だらけの東京五輪。これからの世界と日本の関わり、色々と気に掛かれども難しい。と言う事で池上さんの新刊を読んでみた。中東とイスラム教の事、為替など金融経済問題、わかりやすい池上さんの説明でも頭に入らない所はあったが、ISが生まれた元凶がブッシュ(息子)政権の軍事行動だった事や、世界の中のロシア・中国問題などはザックリとわかった。
読了日:5月20日 著者:池上彰
ワンダーリング (ディアプラス文庫)ワンダーリング (ディアプラス文庫)感想
プロローグを過ぎ本編に入って「公営カジノ」が舞台で既読感、と思ったら「ノーモアベット」のスピンだったんですね。藤堂が懐かない名付け子を気に掛けるのはわかるけど、その雪が反発しながら抱く藤堂への気持ちは、ちょっとわかり難い。嫌よ嫌よも好きのうち、かもしれないが、何かそう簡単には理解し難く感情移入出来なかった。藤堂に対する想いより、後のお話の父子に対する雪の気持ちの方に惹かれるものがあった。
読了日:5月16日 著者:一穂ミチ

読書メーター

# by hitokohon | 2016-06-01 21:20 | 読書メーター

2016年5月に読んだ本①

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊/23冊
(前半5/15まで)

イシュタルの娘~小野於通伝~(13) (BE LOVE KC)イシュタルの娘~小野於通伝~(13) (BE LOVE KC)感想
とうとう大坂の陣へ。皇族と公家にも支配の手を伸ばそうとする徳川と対峙する中で近衛信尹が倒れ、家康に感じる光を知りながらそれに抗する於通。真田弟の己の先を見通した決意、淀殿の女の矜持、利休の死をも振り返り、於通が見据える思いが、表紙の絵に現れている様だ。真田兄弟の再会に涙。そんな中、太郎改め御図ちゃんと真田兄の息子が遂に運命の出会いを果たし、ちょっと明るい希望が!
読了日:5月15日 著者:大和和紀
ナイトガーデン (フルール文庫 ブルーライン)ナイトガーデン (フルール文庫 ブルーライン)感想
整が、依存だったかもしれない想いを断ち切って和章のもとを去って一年。和章もそれなりに気持ちの整理が出来たのかも、と思っていたが、まだこんなに傷ついたままだったとは。そんな中で、恩師との縁があって良かった。先生と、同居する孫の柊にとっても。JUNEの時代、他者への依存で破滅する物語も多かったが、痛々しくとも他者との関わりで前進出来る物語で良かった。
読了日:5月15日 著者:一穂ミチ
ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)感想
同棲していてもセックスレスの一顕とかおり、片思いを知られながら同居を続ける整と和章。いつか何処かで関係を見直さなくてはならない二組だったが、一顕と整の交流から思わぬ幕切れへ。かおりと和章のその後も心配。積読「ナイトガーデン」を読もうと再読。和章にも救いがあって欲しいとあらためて思うので、次作があって良かった。
読了日:5月13日 著者:一穂ミチ
アンフォーゲタブル (幻冬舎ルチル文庫)アンフォーゲタブル (幻冬舎ルチル文庫)感想
突然の意外な場所での出会いと、互いに人に言いたくない背景が有りそうな様子。でも次第に分かり合い距離が縮まり、と進むかと思ったら、急転直下の出来事が。何故に十数年前の設定で始まったのか、その訳が分かった17年後、互いの想いに泣けた。未帆ちゃん良い子だ、有村さんの覚悟と優しさの賜物なのだろう。
読了日:5月11日 著者:一穂ミチ
トーキョートレイン (あすかコミックスCL-DX)トーキョートレイン (あすかコミックスCL-DX)感想
1組のカップルのお話かと思ったら、別々の路線を舞台にした4組のオムニバスでした。どれも何やら純情で一途な方々のお話で、ほのぼのしました。最後、日本一乗降客が多いというで駅、4カップルがニアミス。お互い知り合いじゃない設定だけれど、素敵な読者サービスでした。
読了日:5月10日 著者:木下けい子
あなたの好きな人について聞かせて (ディアプラス文庫)あなたの好きな人について聞かせて (ディアプラス文庫)感想
私が親でも猛反対するだろう星川さんの大学卒業後の進路選択と、余りな天然純真ボケっぷりに、最初ちょっと付いていけなかった。が、架空の作家名や作品タイトルの典雅さん流の面白さ、更に星川さんに書かせたSSの可笑しさ、主人公達の恋のゆくえとは別のところで楽しませてもらった。今作にも格好いい男性の代名詞として「福山」登場(笑)電子版書き下ろしの様々なあだ名候補もアホで微笑ましかった。
読了日:5月8日 著者:小林典雅
ヲタクに恋は難しい (2)ヲタクに恋は難しい (2)感想
ヲタクに非ヲタとの恋は難しいかもしれないけど、ヲタ同志は楽しそう。別に一般デートコースじゃなくても、二人で楽しめる場所ならどこでもいいよね。だから花ちゃんもそんな怒らないで(笑) まあ喧嘩する程仲が良いのね。互いを思いやる気持ちは、ヲタク関係なく微笑ましいです。チビッ子だった宏高・成海も可愛いかった。
読了日:5月7日 著者:ふじた
あなたの物語―人生でするべきたった一つのことあなたの物語―人生でするべきたった一つのこと感想
3億の仲間と走り抜き勝ち残ったレース。他の3億の仲間が見る事がなかった、行きたかった、生きたかった、この世界にある「あなた」への優しいエール。こういう命のメッセージもあるんですね。子ども達に読んでほしいです。
読了日:5月6日 著者:水野敬也
老子―自由訳老子―自由訳感想
道(Dao)から大自然が生まれ、そこからまた万物が生じる。目の前の小さな事をこつこつと積みかさね、無欲に謙虚に、不争と貢献の徳をもって、道にまかせて生きる。簡単そうで難解な老子の教えを、著者流の現代語訳でわかりやすく伝えてくれる。最高の政治家は国民からその存在を意識されない、というのは凄い。人望の薄さを法律や罰則の量産で補う政治家は情けない。うう、某党の憲法改正案が思い浮かぶ。とにかく、やわらかくしなやかに、あるがまま自然にゆったりと、老子の説く生き方に励まされる。
読了日:5月6日 著者:新井満
『歎異抄』 2016年4月 (100分 de 名著)『歎異抄』 2016年4月 (100分 de 名著)感想
実家が浄土真宗で祖父が朝晩念仏を唱えていたので、わりと馴染みがあった親鸞さん。歎異抄を初めて読んだのは二十歳くらいの頃だったと思うが、先月番組を見て自身の「歎異」を再確認。「他力本願」を人事を尽くして天命を待つ、「悪人正機」を無知の知、みたいな事なのかと勝手に解釈していたけど、そんな簡単な事ではなかった。三国連太郎さんの本のタイトルでもある「白い道」の意味も初めて知った。すぐに欲望に左右され、下心ありの己の計らいを善行と勘違いし、時折悟った気になる我々に、親鸞の説く他力は易行といいながら中々に厳しい。
読了日:5月5日 著者:釈徹宗
プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 2 (ジャンプコミックス)感想
前巻の冒頭で天使たちは、一度は絶望の淵にあった人を自分の神候補として救った様に思わせたが、その人を幸せにすると言いながらとんでもない試練を強いている。物事の善悪や人の幸不幸を、この物語はどう決着するのか、それが気になって続きも読むだろう
読了日:5月5日 著者:小畑健
坊主かわいや袈裟までいとし 3 (花丸コミックス・プレミアム)坊主かわいや袈裟までいとし 3 (花丸コミックス・プレミアム)感想
大円くん、相変わらず外見も中身も可愛いらし過ぎ。とても弥六くんと同世代とは思えません(笑) このふたりもさることながら、パパの方のあれこれが気になります。
読了日:5月4日 著者:本間アキラ
死者の書死者の書感想
近藤ようこさんのコミック版下巻を読んで再読。したした、こうこう、物語の要所要所に現される擬音が印象的。原作を読んで、あらためて近藤さんの作品の素晴らしさを再確認した。
読了日:5月3日 著者:折口信夫

読書メーター
# by hitokohon | 2016-06-01 21:18 | 読書メーター

2016年4月に読んだ本

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:3276ページ
ナイス数:115ナイス

大奥 13 (ジェッツコミックス)大奥 13 (ジェッツコミックス)感想
表紙の二人は誰なんだろう、それを知るのが楽しみで読み始めた。いきなり初代家康が今川の人質になった話から始まりビックリしたが、阿部家が老中を務める徳川の重臣となった経緯の説明だったんですね。表紙のひとりは男性当主があたりまえになりつつある時代に、阿部家女性当主として老中となった正弘。もうひとりは、最後の大奥総取締となったあのお方でした。毎度感心するしかない登場人物設定。 久しぶりの女性将軍家定公は、幼少から性的虐待の被害を受け、正弘は水戸斉昭に暴言セクハラ発言をされ、権力の座にあっても女性故の辛さが・・・。
読了日:4月29日 著者:よしながふみ
専門知識がいらないKindle電子書籍出版マニュアル専門知識がいらないKindle電子書籍出版マニュアル感想
書店のパソコン関連コーナーをプラプラしていて、ふと目に留まった「電子書籍で自己出版」関連本。考えた事なかったけれど、思ったより手軽に出来そう。ということで、紙書籍は買わなかったけど、入門書としてこの電子本を読んでみた。電子出版までの流れは大体わかった。書籍化出来るコンテンツがあって、その気にさえなれば、何とかなりそうな気はしてきた。しかし、興味はあったが今のところそのどちらも無いので、老後の楽しみにこんな事も出来ると覚えておこう。
読了日:4月29日 著者:深澤四朗
富士見二丁目交響楽団 下 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)富士見二丁目交響楽団 下 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。冤罪事件で収監された圭と面会するため悠季はニューヨークへ。圭の養母とマム・マリア二人の母の思いに涙。自分らしい演奏を模索する中で「自分自身が好きか?」という悠季の自問。カタツムリの歩みで進む自分の居る庭に、圭はどういう形で存在しているのかという疑問。えっ、まだそこ? と思ったけど、二人が出会った事でその答えを見つける為の長い物語がフジミだったのだ。そして答えは出た様に見えるが、二人まだまだ人生の途上だ。
読了日:4月29日 著者:秋月こお
死者の書(下) (ビームコミックス)死者の書(下) (ビームコミックス)感想
この物語の時代設定がわからないと思っていたけど、家持や仲麻呂などが登場。郎女は架空の人物の様だが、称徳天皇の時代が舞台だったのだな。以前原作読んだのにそれは何も覚えていなかった。しかし、闇から訪れる亡き皇子と二上山に現れた阿弥陀仏の姿はイメージ通りだった。改めて原作を読みたくなった。
読了日:4月27日 著者:近藤ようこ
檻の中 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)檻の中 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)感想
本編では色々気をもませた圭の逮捕事件。現地で皆が努力してるのは解ったけど、その割に突然あっさり「起訴無効」で無罪になってちょっと「?」だった。圭側の視点で書かれたこの表題作が無かったら、なんとなく納得いかないままの完結だった。最初から外伝でお書きになるつもりだったんですね、きっと。そして二人が出会う前の、悠季の大学時代や圭の子ども時代の話。人はひとりで成長していくのではないんだなぁ、と思えるいいお話だった。
読了日:4月24日 著者:秋月こお
冬の旅 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第7部 (角川ルビー文庫)冬の旅 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第7部 (角川ルビー文庫)感想
ロン・ティボー優勝、凱旋帰国した悠季と、サムソンとの契約切れを前に自前のマネジメント会社を立ち上げ立ち上げた圭。久しぶりに富士見町で一緒に暮らせる2人。クリスマスをはさんで忙しいが幸せな冬の日々に、忍び寄る不安。先を知ってるだけにちょっと辛い。ボンボワイヤージュでの故郷公演のリベンジがあったはず、と思いこの巻を読み返したが、凱旋公演となる故郷の成人式での演奏の成功は意外に短くあっさりと描かれていて、印象に残っていたのに不思議に思った。
読了日:4月23日 著者:秋月こお
ボン・ボワイヤージュの横断幕のもとに 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第3部エピローグ篇 (角川ルビー文庫)ボン・ボワイヤージュの横断幕のもとに 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第3部エピローグ篇 (角川ルビー文庫)感想
長い作品の最初の部分を締め括る巻。西絅子さんイラストもこの巻が最後。日コン入賞のガラコンサートで手応えを感じ、留学も決まっての故郷での演奏会で、自分に足りないものを自覚する悠季。でも落ち込まないで、生島さんにハッタリかまして奮起するあたり、成長したなと思う。代理が取れて正式にフジミのコンマスに就任した五十嵐くんも、プロを目指す自覚を持つ様になって行く。アメリカへ行くソラくんとマミー悠季の別れは何度読んでもジーンと来る。国際コンクール挑戦の圭も含め、皆が新しい道に進む展開。この巻はある意味最終回だった。
読了日:4月21日 著者:秋月こお
その男、指揮者につき… 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)その男、指揮者につき… 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部 (角川ルビー文庫)感想
国際コンクールで結果を出し、M響常任指揮者に就任の為ローマ留学中の悠季より一足先に帰国した圭。だが、天才を自認し、それを体現する為の研鑚も怠らないが、音楽家として努力だけではどうにもならない不足を感じ、悠季にさえ嫉妬し悩む。圭本人の視点、居候でM響就職を目指す五十嵐君の視点、悠季の視点で描かれる物語を懐かしく再読。この巻所収作品は12年前最後の小説JUNE掲載作品で、自分も初読みは雑誌だったので更に思い出深いものがある。
読了日:4月17日 著者:秋月こお
老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる感想
「アドラー心理学入門」の岸見さんがご自身の介護体験をものとに書かれた本。介護においても「○○しなければ」という思い込みをせず、ありのままの親を受け入れること。認知症で色々な事を忘れてしまっても、間違いを正したりしないで当人が思っている世界を認めれば、介護する人のストレスも減る。「ありがとう」を言われない事にイラ立つより、生きていてくれる事に「ありがとう」と言おう。世の中が安心して長生きでて、安心して認知症になれる世の中になれば良い、本当にそう思います。
読了日:4月13日 著者:岸見一郎
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣感想
目次やはじめに、最初と最後を読み、キーワードを決めて、緩急複数のリズムで本を読む。自分にとって重要でない部分はバッサリ切って流し読み。一週間の読書計画や1ライン・サンプルリングという書き出し。フローリーディングってそういう事なんですね。私はケチなので、買った本は最後まできっちり読まないと勿体無いと思ってたいたのだわ(^-^;) 読み終えた本の処理もフローを決めて行う、というのも参考になった。小説など物語系の本は対象外。遅読も多読も、楽しく読書出来ることが一番大事。
読了日:4月11日 著者:印南敦史
夏目友人帳 20 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 20 (花とゆめCOMICS)感想
妖のありがた迷惑な礼で夏目が若返ってしまうお話、子どもになった彼が記憶まで人間不信の昔に戻ってしまって、切なかった。それだけに、今は夏目も信頼でき親しめる人々に出会えて良かったなぁ、としみじみ思う。
読了日:4月7日 著者:緑川ゆき
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)感想
「嫌われる勇気」で知ったアドラー心理学だが、とても納得のいくものだったので、基本的な概要から知りたくて読んでみた。アドラーは最初から精神科医だったのではなく、眼科や内科を経て、フロイトと出会い精神科医となった。社会主義の勉強会で知り合った妻がトロツキーと交流があったり、第一次大戦に医者として従軍したり、ユダヤ人であった為ナチスの台頭でウィーンからアメリカに移ったり、時代に翻弄されもした。他者の思惑に左右されず自由で、他者の所為にせず人生に責任を持つ。勇気と厳しさでより善く生きる心理学の背景が少しわかった。
読了日:4月5日 著者:岸見一郎
猫の手はかりない!   (2) (バーズコミックス スピカコレクション)猫の手はかりない! (2) (バーズコミックス スピカコレクション)感想
このお話は続いてたんですね。書店で2巻を見つけて即買いしました! で、今度こそ完結でした。元気なうちはいいですね、こういうシェアハウス。今後介護が必要な事態になったらどうなるんだろう。とか心配にはなるけど。ねこ虎くん、介護士の資格も取ったりして。でも皆さん足腰弱っても、色々と老人力を発揮してくれそうな予感。
読了日:4月4日 著者:紺野キタ
重版出来! 7 (ビッグコミックス)重版出来! 7 (ビッグコミックス)感想
どっちかと言うと、ベストセラーは読まない派なので、読者に「この作品は私がみつけたんだ」という喜びもプレゼントしたい、と言う女性漫画誌編集の鈴木さんの思い、ありがたい。この作品は世間様の評判先行で手に取ったけど、読んで良かった。ヒキかぁ、あんまりあざといと、引くなぁ逆に(笑) でも、次巻気なる楽しみ、ってのはいいけど 。って、そこで終わりですか! 勇気あるヒキにビックリ。色々心揺さぶられる作品ですね。ドラマ化も驚きましたけど楽しみです。
読了日:4月3日 著者:松田奈緒子
まばたきを三回 (ショコラ文庫)まばたきを三回 (ショコラ文庫)感想
亡くなった令を偲びながら、生前彼が暮らした別荘を管理していた一佳。地震をきっかけに、自分は幽霊だという令が現れる。彼は本当に幽霊? そこから語られる二人の出会いからの回想を読みながら、色々な可能性が思い浮かんだが、期待は裏切られる・・・。本当にこの世で二人に幸せになれないのか・・・。一転二転しながら、物語は流れを変える。希望の見える方向に。続編の「夏より」も家族の情と、人へ力添えを考えるようになった、成長した二人を見られて良いお話だった。
読了日:4月3日 著者:凪良ゆう
コミック・オペラ 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)コミック・オペラ 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)感想
これまでは外伝という名の続編と思って読んでましたが、今回は本当の外伝という感じのお話でした。圭のお祖父様と伊沢さんの様子が垣間見られて良かったです。でも、40才目前の圭と悠季の話の頃、年配のお二人はどうしておられるのか心配でした。 悠季に弟子入りのシュート4才、先が気になります。是非続編希望。ソラくんや遠藤くんの時も思ったけど、悠季も圭も人を育てるの向いてるし教えられる事が多い。 イガちゃんの結婚問題、私もこの二人はいい感じなんじゃと思ってたので、応援しますよ。それにしても表紙の悠季くん可愛い過ぎ(笑)
読了日:4月2日 著者:秋月こお
天涯行き (キャラ文庫)天涯行き (キャラ文庫)感想
冒頭、少年だったぽい結生を置いて出て行ったままの男は誰? 豆腐屋の店先で寝ていた高知は、何故ここへ流れて来たのか? 他者を必要としない生き方を選ぼうとしている2人だからこそ始められた同居。でもその中で次第に近づいて行く心と、明らかになって行く過去の辛い出来事。先が気になり読ませる物語だった。それにしても結生の義父は許せない。妻も息子達も不幸にしている元凶である自覚はあるのか? あなたさえ責任をとる覚悟のある人だったならと、最後までイラついた。
読了日:4月1日 著者:凪良ゆう

読書メーター

# by hitokohon | 2016-05-01 07:22 | 読書メーター

2016年3月に読んだ本

2016年3月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3598ページ
ナイス数:152ナイス

「いじめ」をめぐる物語「いじめ」をめぐる物語感想
著者別販売の電子書籍にて辻村深月さんの「早穂とゆかり」のみ読了。小学校時代のゆかりがイタい子で嫌われる要素を持っていたのはわかる。子どもは幼くて正直な故に時に残酷だ。いじめてしまった側が、自分だけが悪い訳ではないと思う気持ちもわかるが、大人になってもそのままではダメだろう。いじめられる側の非を唱えていいのは、いじめられた側の反省としてのみだろうと思う。大人になって対峙した時、早穂の方が成長してなかったのかな。ゆかりの方も、ちょっと大人気ない気もするが。いじめの問題はそれだけ人の人生を左右する事なのだ。
読了日:3月29日 著者:荻原浩,小田雅久仁,越谷オサム,辻村深月,中島さなえ
名前探しの放課後(下) (講談社文庫)名前探しの放課後(下) (講談社文庫)感想
「光待つ場所へ」の秀人と椿はこの作品の登場人物、と思ったら更に前があった。何と「メジャースプーン」のあの子達! タイムスリップの真相は「ぼく」の力? 名前は出てこなかったけど、秀人が会ってたの秋山先生だよね。「凍りのくじら」の理帆子さん多恵さんも郁也くんと登場。チヨダコーキの本の話題もあり。シリーズ物じゃないけど、辻村ワールドの住人達の物語。とにかく、あすなちゃんといつか君が、未来への道を歩んで行く勇気を持てた様で良かった。名前負けしてないよ、2人とも!
読了日:3月28日 著者:辻村深月
名前探しの放課後(上) (講談社文庫)名前探しの放課後(上) (講談社文庫)感想
先日読んだ短編集「光待つ場所へ」の「樹氷の街」は、この物語に登場する天木、秀人、椿の中学時代の話だったのか。タイムスリップと自殺した誰か探し、「冷たい校舎」にちょっと似た展開だが、彼らは普通に学校以外の世界と繫がっているし、主人公いつか君が遭遇している問題によって仲間の輪を広げて行く。今のところ明るめの感じだが、これからどうなるんだろう。
読了日:3月26日 著者:辻村深月
心屋仁之助の「いい人」をやめてスッキリする話 (王様文庫)心屋仁之助の「いい人」をやめてスッキリする話 (王様文庫)感想
この著者の講演に行った友人から話を聞き、興味を持って読んでみました。発想の転換、知足、他者の反応を気に病まず好きな事や本当にやりたい事をする勇気と覚悟。アドラー心理学と似ている。
読了日:3月25日 著者:心屋仁之助
ろくでなしと俺 (ドラコミックス)ろくでなしと俺 (ドラコミックス)感想
久しぶりに再会した宿無し職無し(?)の元同級生美里に懐かれる北方。何度追出しれも舞い戻って居候を決め込む美里に、次第にほだされ流される様に同居を許してしまう。大丈夫なのか北方。2人の気持ち(と体)の距離が縮まって行くのを、ちょっと心配しつつ読んだ。今後も心配です、北方が。とにかく幸せを祈る。
読了日:3月23日 著者:木下けい子
神様の御用人 (メディアワークス文庫)神様の御用人 (メディアワークス文庫)感想
神様の御用人という名称からもう少し堅苦しいものをイメージしたが、何の儀式めいた引継もなく、いきなり御用人に指名された主人公。神や神事へのあまりの無知さから「代理」という事にはなったけれど、何か軽いぞ神様界(笑) 神社のあれこれや、民間信仰の神様、神道の神様、陰陽道の神様、日本の神様にも色々な種類がある、など勉強になる事もあり。お話はほのぼのするもので楽しく読ませていただきました。けれども、悩み多き神様方、そのくらいの事はご自分で気付いて悟られるのでは? という内容のもありましたが…。次巻以降に期待かな。
読了日:3月19日 著者:浅葉なつ
坂本ですが? 4 (ビームコミックス)坂本ですが? 4 (ビームコミックス)感想
最終巻。久保田母のまさかの身がわり登校、誰も気付かないのか(笑) その久保田くんとのほのぼのも心暖まる感じで良かったけど、あつし君や8823先輩、最後の最後に深瀬先輩と、アウトローな生徒達との関わりこそがテーマだった様な。それが目的だったのか、いやしかし、 坂本くんて結局何者で何の為にこの学校へ入学したのか。謎を残したままの終幕が、かえって印象的。学校を去る坂本くんが初めて見せた感情のある表情とともに。
読了日:3月16日 著者:佐野菜見
光待つ場所へ (講談社文庫)光待つ場所へ (講談社文庫)感想
短編集とは知らずに買ったけれど、今までに読んだ辻村作品の後日談が色々と読めてお得感がありで楽しめました。トーコさんが自分の道を見つけたのかは疑問でしたが、「冷たい校舎」や「凍りのくじら」の皆さんが、それぞれに自分の場所で頑張っていてホッとしました。
読了日:3月13日 著者:辻村深月
応天の門 5 (BUNCH COMICS)応天の門 5 (BUNCH COMICS)感想
表紙の基経が怖い。業平と出会い、本人の意思に反して、引きこもり文章生から徐々に朝廷の出来事に関わる様になってきた道真。今回は伴善男を助ける事になって、更に対藤原、特に基経とのあれこれに巻き込まれて行きそう。応天門の変まで後何年だろう。年少でお飾りかと思ってた清和天皇が意外にしっかり者の聖君で感心した。でもそれはそれで心配、対藤原的に。唐から密航して来たらしい方、誰なんだろう。続きが気になる。
読了日:3月11日 著者:灰原薬
坂本ですが? 3 (ビームコミックス)坂本ですが? 3 (ビームコミックス)感想
小学生の下校中の遊びにも真剣に付き合う坂本くん。直接頼まれはしないが、その存在が招き寄せる災難に、奇想天外っぽいスタイリッシュさで対応する坂本くん(笑) 自分に何が求められているのか、即座に考えられる所が凄い。でも坂本くんに感情移入は絶対できない、彼は一体何者なんでしょう!?
読了日:3月8日 著者:佐野菜見
雨柳堂夢咄 其ノ十六 (Nemuki+コミックス)雨柳堂夢咄 其ノ十六 (Nemuki+コミックス)感想
書店で新刊見つけて嬉しくなりました。美術品なら作成した人やそれを手にする依頼者の思い、骨董となるまで時代を経て受け継がれたモノに宿る思い。生物学的命は無くても、そこにはまるで命がある様に魂や意思が感じられる。そんなお話の数々がとてもあたたかい。ゆっくりでいいので、どうかいつまでも続けてください。
読了日:3月6日 著者:波津彬子
大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)感想
世界史はそもそも全体像がつかめていないのだが、現代史が更にわからないので、読んでみた。池上さんのお話ならわかりやすいかと思ったが、一番知りたい中東イスラム関連の知識が余りにも無さ過ぎて、結構難しく読むのに時間がかかった。日本の歴史教科書にイスラム圏の記述が少なかったからか? でも読んで良かった。お二人が言う様に、社会に出る前に歴史を学ぶ事は本当に重要だと思った。文系縮小での大学再編、私も心配だ。
読了日:3月5日 著者:池上彰,佐藤優
世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎―聖徳太子は、天智・天武に何を遺したか世界遺産 飛鳥・法隆寺の謎―聖徳太子は、天智・天武に何を遺したか感想
テレビ東京で放送された番組とのジョイント企画で、2000年に発行された本。一般向けに書かれているので、とても読みやすい。白村江の戦いの以前から朝鮮半島には何度か派兵、半島から多くの人も来ていて、大和政権内の権力闘争にも大きな影響を与えていたらしい。当時は思いの他に国際社会だったのだな。聖徳太子の一族が蘇我氏に滅ぼされたという事件に、実は中大兄や鎌足も関わっていた可能性など、推古天皇の時代と大化改新以後の流れがつながっている事も改めて認識出来て良かった。謎が解きではなく「謎である」という結論だが面白かった。
読了日:3月5日 著者:

読書メーター

# by hitokohon | 2016-04-02 19:29 | 読書メーター

2016年2月に読んだ本②

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊/22冊
(後半2/16から)

坂本ですが? 2 (ビームコミックス)坂本ですが? 2 (ビームコミックス)感想
クラスメイトの母親まで魅了してしまう坂本くん。時代が違ったら優秀な忍びに成れた事でしょう(笑) 8823先輩にも全く臆する事なく、自分のペースに巻き込みながら真向勝負に出る面白さ。駆け引きはあるけど卑怯な所がないのが良い。
読了日:2月28日 著者:佐野菜見
坂本ですが? 1 (ビームコミックス)坂本ですが? 1 (ビームコミックス)感想
書店で見かけてずっと気になっていた「坂本」くん。ひょんな事から話題になり、ご近所の方から拝借しました。強面の先輩もギブアップする、坂本くんの完璧を超えてやり過ぎなパシリっぷりが良かった! 何事も思わず笑っちゃうくらい半端なくやり遂げ、何気に問題解決に導いている坂本くん。ご本人無自覚だけどコミュ力高いかも(笑)
読了日:2月27日 著者:佐野菜見
きのう何食べた? 通常版(11) (モーニング KC)きのう何食べた? 通常版(11) (モーニング KC)感想
1ヶ月の食費が2人で2万5千円! シロさんの堅実な主夫っぷりに、毎度お惣菜とか買ってしまう自分の手抜きを反省。ケンジの乙女心への理解が少々足りないのが何ですが、2人でキッチンに立ってるのも幸せそうでいいですね。
読了日:2月26日 著者:よしながふみ
武士の娘 日米の架け橋となった鉞子とフローレンス (講談社+α文庫)武士の娘 日米の架け橋となった鉞子とフローレンス (講談社+α文庫)感想
文庫版あとがきにもあったNHKBSの番組を見て「武士の娘」とその著者を知った。幕末の越後長岡で、非戦派としてあの河井継之助と対立し苦労した家老が、その著者の父だった。明治初年に生まれ、結婚と娘達の教育の為10年以上をアメリカで暮らし、太平洋戦争後の昭和25年まで激動の時代を生き、「武士の娘」を始め英文の著作を残した女性の生涯を、よく調べて書いている。
読了日:2月23日 著者:内田義雄
SIMPLEX DEADLOCK外伝 (キャラ文庫)SIMPLEX DEADLOCK外伝 (キャラ文庫)感想
DEADLOCK番外編集を読んで、ロブとヨシュアの出会いって記憶にないと思い、確認したら読メ登録されていた。すっかり忘却の彼方。しかも文庫本処分したらしく見当たらず、電子本にて再読。本編のロブってちょっとコミカルでおじさん臭い印象だったけど、格好いい男だったんですね。あらためて見直しました。ヨシュアじゃないけど、色々教えられる台詞を語ってますね。人を信じるとは、信じようとする自分を信じる事。人間関係には、自らそこへ踏み出す勇気が必要である事。勉強になります、プロフェソル!
読了日:2月21日 著者:英田サキ
AWAY  DEADLOCK番外編2 (キャラ文庫)AWAY DEADLOCK番外編2 (キャラ文庫)感想
あとがきに、番外編で話が延々続く事に悩みつつも楽しみにしている読者もいるので書いてくださった、とあったが後日談が読めて本当に良かった。ありがとうございます。
読了日:2月20日 著者:英田サキ
STAY: DEADLOCK番外編1 (キャラ文庫)STAY: DEADLOCK番外編1 (キャラ文庫)感想
「DEADLOCK」はBLの枠を超えて、とってもワクワク面白く読ませてもらった作品だった。でも全サなどの冊子は全く読んでおらず、本編読んでから時間が経っているので色々忘れてるだろうと心配だったが、読み始めたら「DEADLOCK」の世界を思い出し、ユウトとディックの物語に入って行けた。本編は物語として面白かったが、この番外編はカップルのエピソードの短編集なので、BLとして楽しませてもらった。高階さんの漫画版も読めてお得感あり。
読了日:2月18日 著者:英田サキ
ましろのおと(15) (講談社コミックス月刊マガジン)ましろのおと(15) (講談社コミックス月刊マガジン)感想
澤村兄弟頑張りました。実際の音が出せない漫画で、津軽三味線の音色の深さや迫力を表現しているのが凄い。
読了日:2月17日 著者:羅川真里茂

読書メーター

# by hitokohon | 2016-03-01 11:21 | 読書メーター

2016年2月に読んだ本①

2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:14冊/22冊
(前半2/15まで)


年下の彼の彼 (ディアプラス・コミックス)年下の彼の彼 (ディアプラス・コミックス)感想
年齢差5才の大学生と社会人カップルのお話。そんなに厳しい紆余曲折もなく、年齢立場差のわりに平穏ラブラブで可愛いお二方でした。ほのぼのしました。
読了日:2月14日 著者:富士山ひょうた
雪花の虎 2 (ビッグコミックススペシャル)雪花の虎 2 (ビッグコミックススペシャル)感想
上杉謙信女性説を題材にしたこのお話、1巻から先が楽しみでワクワクしましたが、益々面白くなって来ました。男子の様に育てられ、自身も武将として戦に赴く日を思い描いて育った虎千代にも、遂に女である事を直視しなければならない日が。何かすごく切なくなりました。でも、女は時に男より強いと覚悟を決め、兄の手で元服し景虎と名乗る事に。姫武将として栃尾城に入り初陣に臨む姿は、何と男前なのでしょう。兄上との関係が心配ですが、先が楽しみです。
読了日:2月14日 著者:東村アキコ
時代の動かし方 日本を読みなおす28の論点時代の動かし方 日本を読みなおす28の論点感想
この年末年始に幻冬舎のwebサイトに連載された、2016年に向けた28人のコラム。どんな災害が起きても商品製造を継続出来る為の危機管理サプライチェーン、これは本当に実現可能なのか、という疑問と諦め。介護事業の行き詰まり。紙媒体ノンフィクションに感じる身体性は、web発表の文章ではどうなのか、という問題。一億総活躍と言われる中で、漫画「東京タラレバ娘」に絡めた若い女性の仕事と私生活の問題。若手の挑戦に期待する歌舞伎の話。など、気になる話題も多かった。
読了日:2月13日 著者:会田誠,飯田泰之,生島淳,大栗博司,沖田×華,小野美由紀,開沼博,片田珠美,國分功一郎,コグマ部長,コラアゲンはいごうまん,今野晴貴,坂口孝則,佐藤慶一,清水ミチコ,辛酸なめ子,鈴木涼美,鈴木大介,武田砂鉄,中川右介,中田考,中村淳彦,橋本治,速水健朗,久田将義,藤沢数希,北条かや,バイリンガルニュースMami
月刊少女野崎くん(6) (ガンガンコミックスONLINE)月刊少女野崎くん(6) (ガンガンコミックスONLINE)感想
皆さん相変わらずマイペースに一所懸命で何よりです。テンション低い真由くんでさえ、如何に面倒な事を避けるかとある意味頑張っています(笑)それに巻き込まれてる小林くんも、犠牲になってるわりに懸命に使命を果たそうとして、気の毒だけど可笑しい。誰も負のストレス溜めてなさそうで癒されます。
読了日:2月13日 著者:椿いづみ
国民的スターに恋してしまいました (ディアプラス文庫)国民的スターに恋してしまいました (ディアプラス文庫)感想
タイトル通りの国民的スターと、そのファンとのクルーズに添乗した旅行会社の社員。互いにあり得ない様な一目惚れ。典雅さん独特の文章で楽しませてもらいました。照れ屋さんなのに、橋田寿賀子なみの長台詞で語る2人(笑) 格好いい人の代名詞は今回も福山でしたね。
読了日:2月13日 著者:小林典雅
重要参考人探偵 2 (フラワーコミックスアルファ)重要参考人探偵 2 (フラワーコミックスアルファ)感想
子どもの頃から死体の第一発見者になりやすい体質(?)の圭、仕事仲間のモデル3人組で居ると更にその頻度が増している。ひとりで死体と遭遇しても後の2人に助けを求めたりするし。そして1巻では登場しなかった主人公たちの家庭の事情も出て来て、斎はスゴイ御曹司だと判明したが、母子家庭で育った圭には何やら事情がありそう。個々の事件だけでなく、物語全体の謎解きも気になって続きが待ち遠しい。
読了日:2月11日 著者:絹田村子
重要参考人探偵 1 (フラワーコミックスアルファ)重要参考人探偵 1 (フラワーコミックスアルファ)感想
「さんすくみ」の絹田さんの作品。今度は探偵物なので全く違うテイストかと思ったら、モデル3人組があの3人を彷彿とさせる雰囲気で、拍子抜けすると同時に何か親しみを覚えた(笑)
読了日:2月11日 著者:絹田村子
乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)乙嫁語り 8巻 (ビームコミックス)感想
アニスとシーリーンは本当に大丈夫なのか心配だったが、ダンナ様と3人仲良く暮らしている様で良かった。そしてこの巻のヒロイン、パリヤさん。不器用な訳ではないが、細かい手仕事より外回りの仕事が得意そうで、ハッキリ物を言うガテン系乙女。でも想う人の為に頑張って苦手な刺繍も上達し、友人の良い所を見習おうとする。やれば出来るいい娘で可愛い。他族の襲撃を受けたパリヤさんの村、ロシア国境地域の不安定さ、素晴らしく豊かな工芸文化が育まれる一方で、今も昔も中央アジアは厳しいのだろう。
読了日:2月10日 著者:森薫
崎義一の優雅なる生活 BLUE ROSE崎義一の優雅なる生活 BLUE ROSE感想
タクミくんシリーズ、文庫の最終回があんまりだったので、その後の2人が気になって読んでみた。たぶんギイは、今(高3当時)のタクミくんだったら自分の真意を理解して1人で頑張れると信じていたのだろう、とは思った。それから10年以上も過ぎたこの物語で、そんな2人の当時の信頼関係が語られていて、まあ納得。しかし離れて暮らしてもラブラブだったのは結構なことだけど、若隠居のギイと、苦労して音大卒業したらしいのに微妙な立場のタクミくん、社会人としてこれでいいのかなぁ。
読了日:2月8日 著者:ごとうしのぶ
プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)感想
デスノートの死神と対を成すような天使たち。主人公の明日くんを救ったナッセは上級の天使らしいが、人間の感覚で見ると全く知性的ではない。でも真面目に天使の役割を果たそうとするし、この物語の天使としては優秀な能力の持ち主なのだろう。しかし使い方によっては付いた人間を無慈悲な悪魔にしそう。鳥山明さんの「アックマン」を思い出した。ずっと明日くんを見ていたというが、どいう経緯で目を付けられたんでしょ? 何か怪しい秘密がありそうな。 鳥山作品の様に、人間が独善的に考えてしまう善悪観の矛盾を描き出しくれるかな、と期待。
読了日:2月7日 著者:小畑健
老後の資金がありません老後の資金がありません感想
「ニュータウンは黄昏て」同様、身につまされるタイトルにひかれて読んでみた。前半はそういう事ありそう、と暗くなる話ばかりで、読むのが辛かった。篤子さんの心配が何で理解されないんだろうと、ダンナにイラつく。仕送りが大変ていうのも、自分で言えなくて妻に電話させるって何なの、自分の親なのに! と怒り心頭(笑) でも、それをキッカケにダンナの母が同居する事になってから物語のカラーが一変。お姑さんはそれまでの登場人物とは全く違う性格で、物語を暗く重苦しいリアルから本音の行動でそれに立ち向かう逞しさに変えて行く。
読了日:2月6日 著者:垣谷美雨
昭和元禄落語心中(9) (KCx)昭和元禄落語心中(9) (KCx)感想
与太助六や松田さんの粋な計らいで、八雲師匠がやっと落語に戻る事が出来たと思ったのに...。野暮な邪魔って親分絡みのそういう方々だったのね。八雲師匠が語っていた親分に返し切れない恩義って? 気になる。 それにしても、みよ吉の幽霊って小夏にも見えてたんだ、驚き。先代助六といい、八雲師匠にそんなに恨みや未練があるのかなぁ。それとも八雲師匠の心の問題? 過去に囚われ過ぎないで、もう少し頑張って欲しい。過去でなく、与太助六や小夏や信ちゃんの為にも少しでいいから未来の為にも生きて欲しい。
読了日:2月5日 著者:雲田はるこ
君の膵臓をたべたい君の膵臓をたべたい感想
発売時、書店平積で綺麗な表紙絵とそこから内容が想像し難いタイトルで気になった作品。図書館予約待ちでやっと読めた。人間関係が面倒になって、生活上必要な最低限のコミュニケーションだけで深く人と関わらない方向にシフトしている自分には、ちょっと反省を促されるお話だった。恋人とも親友とも違う2人のやり取りのテンポが心地良かった。彼女が彼に残していくモノがテーマなんだろうとは思いながら読んでいたが、彼女の最後がそう来るとは思わなかった。明日は誰にも平等に訪れる訳ではない。今日を生きる大切さ、って事かな。
読了日:2月4日 著者:住野よる
天智と天武 兄弟天皇の謎 (別冊宝島)天智と天武 兄弟天皇の謎 (別冊宝島)感想
聖徳太子の業績と、太子の一族を死に追いやった横暴な蘇我氏を倒した天智天皇。天智の死後、壬申の乱でその皇子大友を退けて即位した天武。2人の天皇の出自と死の謎、トンデモくさい話も含め諸説をコンパクトに紹介した一冊。
読了日:2月2日 著者:

読書メーター

# by hitokohon | 2016-03-01 11:18 | 読書メーター