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2018年6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:3139
ナイス数:83

クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)クレイジーな彼とサバイバーな彼 〜嘘と誤解は恋のせい〜 (花丸文庫)感想
既読だと思って本を整理していたら未読だった。読メ登録してて良かった。ゲイカップルの役作りの為、相手役の騎一と実際の恋人同士を観察するという課題を与えられた尚。その対象は無人島で二人きりのデートを楽む和久井と結哉。この二人がまたバカップル過ぎる会話を連発。立て板に水といった具合に成りきりセリフを繰り出す結哉にノリノリの和久井さん。それが盗聴という尚や騎一の視点から語られるので面白さ倍増。尚と騎一の行動も含め、人間一所懸命になる程に、傍から見たら可笑しな事をしてるのかもしれませんね。
読了日:06月30日 著者:小林典雅

百と卍 2 (on BLUEコミックス)百と卍 2 (on BLUEコミックス)感想
万次が火消しをやめる原因となったらしい男が登場。千という名前が万と百の間で何だが意味深。万次と千がいたのは若き日の新門辰五郎が仕切る浅草「を組」。時代は天保らしいが、実在の人物登場にはちょっとビックリした。今回は火消の風俗の描かれ方が素敵でした。ところで、江戸時代は男色が認知されていたとはいえ、それは一定の決まり事の中でだったので一概に性に対して大らかとも言えなかったのね。そんな過去から逃げて来た万次が、何で百樹だったのか。二人の馴れ初めは次巻みたいです。
読了日:06月30日 著者:紗久楽さわ

百と卍 (onBLUEコミックス)百と卍 (onBLUEコミックス)感想
浮世絵から出てきた様な面差の万次と、意外と大柄なのにお目々パッチリでかわいらしい百樹。アンバランスのようで何だかしっくり行ってる二人。元陰間で年季明けに万次に拾われたという百だが、二人の詳しい馴れ初めは次巻かな。万次の過去も気になるし、2巻を読むのが楽しみ。初読み作家さんだが、江戸の風俗を伝える細かい描写も素晴らしく、そこも大きな魅力。
読了日:06月24日 著者:紗久楽 さわ

ヨーロッパ王室の女たち ―愛と欲望の裏面史 (中経の文庫)ヨーロッパ王室の女たち ―愛と欲望の裏面史 (中経の文庫)感想
西欧の歴史は「ベルばら」と映画の「ルードヴィッヒ」「エリザベス」の知識以外ほとんど知らないので、興味が持てる王室女性の話を入門編として読んでみました。面白かったのですが、時系列が章ごとなのでちょっと全体の時代の流れがわかりにくかったかな。後は同じ様な人名が多くて誰だっけ?状態になる時も(汗) 難しいですね、西欧史。ポンパドール侯爵夫人とか家臣の妻を愛人に!と勘違してましたが、彼女が爵位を受けていたのね。映画で知ったルードヴィッヒの皇妃エリザベートへの特別な感情、もっと詳しく知りたくなりました。
読了日:06月21日 著者:桐生 操

カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理由カルト宗教信じてました。 「エホバの証人2世」の私が25年間の信仰を捨てた理由感想
仕事をせずに家にいる頃、エホバの人が度々ピンポンして来るので辟易していた。小さい子を連れて来るのは仕方ないと思っていたが、一度中学生位のお子さんにピンポンさせて来た女性がいたので、文句を言ってしまった事があったが、親子ではなかったのかも、とこの本を読んで思った。親には信教の自由があるかもしれないが、子どもは別人格だろうと思った。その時の怒りが沸々と蘇った。そして小さい子への虐待まであるとは悲しい。結婚し子どもを持ってから悩みを持つ気持ちはよくわかるが、著者のお母さん、他の道はなかったのかな。
読了日:06月19日 著者:たもさん

俺たちのBL論俺たちのBL論感想
女性の書いたBL論は何作か読んだが、男性二人の対談形式というのは珍しいので興味深く読ませてもらった。擬人化やカップリング妄想の分かりやすい対具例で、BLが関係性の妄想であると説明。女性の身体的脆さや内面のドロドロさを男性に置き換える事で受け入れられる、ガラスの百合に対し超合金のBLという捉え方。求められる男性性を窮屈に感じる男性が、女性になって男性に愛されたいと思う場合もある。そのほかにも色々、男性読者ならではの視点が面白かった。「やおい棒」「路地裏生命体」初耳!
読了日:06月18日 著者:サンキュータツオ,春日 太一

信長協奏曲 17 (ゲッサン少年サンデーコミックス)信長協奏曲 17 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
ついに本能寺へやって来ましたね。素顔のミッチーと対面した帰蝶、女の感は侮れません。で、何を理解しているのかしらと思わせます。秀吉や利家をはじめ、歴史上の人物が新しい解釈のキャラになっているのもこの物語の魅力。そもそもサブロー信長はもちろん、ミッチーだって第六天魔王とは全く違う感じだし。そして後に秀吉に処刑される事になる石川五右衛門が、何と刺客として登場。大詰めに差し掛かっていますが、まだまだ楽しませくれそうです。
読了日:06月16日 著者:石井 あゆみ

ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)ばけもの好む中将 七 花鎮めの舞 (集英社文庫)感想
右大臣家の女房になった九の姉上の動向が気掛かりで、待っていましたの第七巻。初草の君付きの女房九重として、姫君の信頼も得ている様子だが、はたして…。九の姉上がライバル意識を持っている異母姉の梨壺の更衣のお産も近い、ということもあり心配の種は尽きない末っ子の宗孝だが、何だが随分と頼もしくなった様な気がする。九の姉上問題は良い方に向かいそうだが、十二の姉上真白の君と東宮の今後や、十の姉上が十郎太をやっている目的も気なる。初草の君と宗孝の関係も微笑ましいが危険を孕む。何やら大分佳境に入って来たのでは!
読了日:06月10日 著者:瀬川 貴次

重要参考人探偵 7 (フラワーコミックスアルファ)重要参考人探偵 7 (フラワーコミックスアルファ)感想
ドラマを見たせいか完結していると思い込んでいたが、そうだよ「お母さんが!」だったよね。結構ハラハラさせられました。タイムリミット有りに挑む3人の協力、よかった。圭の選んだ道にも納得。数年後の3人も見られて、満足の最終巻でした。
読了日:06月09日 著者:絹田 村子

YASUJI東京 (ちくま文庫)YASUJI東京 (ちくま文庫)感想
単行本で読んだけれど、図書館で文庫版も借りてみた。解説は掲載されていなかったが、単行本にはなかった「術」「梅殿桜殿」「白犬」「鏡斎まいる」も収録されているので、お得感があった。表題作と少し雰囲気が違うが、こちらの方が著者らしい作風なのかも。とっても惹かれるものがある。杉浦さん初読みだが他の作品も読んでみたくなった。
読了日:06月09日 著者:杉浦 日向子

重版出来! 11 (ビッグコミックス)重版出来! 11 (ビッグコミックス)感想
漫画雑誌編集として電子書籍をどう扱うかというのが印象に残った。電子中心の漫画読者は、作品掲載の雑誌など気にしないという話は、考えてみれば当たり前だが、新たな認識だった。近頃電子書籍を多用しているが、漫画はやはり読み難いので紙本派。漫画家が電子化される事を前提のコマ割りで描くというのも、そうだよなぁと納得。独特のコマ割りも漫画の魅力なので、ちょっと寂しい気もするが…。漫画雑誌受難の時代だ、がんばれ子熊ちゃん。高畑先生アイドルとのツーショット事件が、芸能プロと出版社の事情の他にカメラマンの視点もよかった。
読了日:06月07日 著者:松田 奈緒子

戦時下の絵本と教育勅語戦時下の絵本と教育勅語感想
戦前、小学校で教育勅語を暗唱させられたり御真影が奉られたりしていた事は父から聞いていた。校長が定期的に勅語を読むのも聞いていたが、その後講話やら何やらで児童が苦行を強いられていたとは知らなかった。最近TVで、ナチスの宣伝大臣を務めたゲッペルスが子どもへのプロパガンダを重要視していたというのを見たが、日本でも教育勅語や教科書だけでなく、絵本を使ってそれが行われており、親への読ませ方まであったとは。考えて見ればありそうな事だったが見落としがちだった。いつの時代も国家の教育方針には目を配らなければならない。
読了日:06月06日 著者:山中 恒

YASUJI東京YASUJI東京感想
以前どこかの美術館で井上安治と師の小林清親の版画を見たことがあり、小さい画面だが灯りが映える東京の夜景が印象に残った。明治の東京を描いた版画といえば錦絵風のものばかりと思っていので特にそう感じたのだろう。しかし、作者の名前はすっかり忘れていた。NHKの日曜美術館で安治の東京風景画が放送されて思い出した。そこで本作も紹介されていたのだ。平成の東京と安治の描いた明治の東京を対比させ、都会にかつて原野だった姿を見たりしながら、YASUJIの東京に名も無き人の営みと抒情を感じる不思議な作品だ。杉浦さん初読み。
読了日:06月06日 著者:杉浦 日向子

古代史から読み解く「日本」のかたち (祥伝社新書)古代史から読み解く「日本」のかたち (祥伝社新書)感想
「天上の虹」や「日出処の天子」などの漫画から古代史に興味を持つようになったので、とても興味深く読ませてもらった。日本が島国であるという地政学的条件により、我々の国際感覚や精神構造が形作られているというのには、自戒も込めてなるほどと思った。大王天智が乙巳の変や白村江の戦を起こしたのは、自分の生き残りをかけ律令制をすすめる上で必要だったというのは説得力があった。お二人が天武より天智や持統を評価されている理由もわかった。倉本さんが里中さんのファンで「天上の虹」から天武天皇らをイメージしている話は面白かった。
読了日:06月05日 著者:倉本 一宏,里中 満智子

集める人びと (蒐集の小宇宙)集める人びと (蒐集の小宇宙)感想
近頃は断捨離やらミニマリストが話題になっているが、その真逆である蒐集の方にシンパシーを感じて読んでみたくなった。だが、単なる趣味の話ではなかった。何事も極める方々にはそれなりの経緯と哲学があるのだ。人生をかけていると言っていい。更には、そんな個人の拘りが学問的なものにまで発展していく。凄い!
読了日:06月02日 著者:瀬川正仁

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by hitokohon | 2018-07-01 01:04 | 読書メーター