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2016年8月に読んだ本

2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3134ページ
ナイス数:131ナイス

天智と天武-新説・日本書紀- 11 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 11 (ビッグコミックス)感想
主人公二人は当の昔に世を去った二人の曾孫である聖武天皇の時代。皇后は、皇族以外で初めてその位についた鎌足の孫光明子。兄達の病死や反乱、皇子の夭折に天皇の体調不良と彼女に次々降りかかる災難は蘇我入鹿の祟りなのか。それを指摘しのは大友皇子の孫と名乗る僧の行信。彼もまた二人の子孫か。彼ら子孫達が行った「夢殿救世観音封印と聖徳太子伝説の流布」はその後千数百年にわたり語り継がれ、岡倉天心につながる訳ですね。時代を超えた「天智と天武」の愛憎、物語の冒頭が何故あの場面だったのか納得。それだけに最終話に救われた思い。
読了日:8月31日 著者:中村真理子園村昌弘
天智と天武-新説・日本書紀- 10 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 10 (ビッグコミックス)感想
ついに壬申の乱、この物語ではどう描かれるのか楽しみにしていた。大友皇子は「我に力を」と神に願ったが、まるで父の霊を呼び寄せたかの様に天智にそっくり。大海人に対する愛憎も受け継いでいる様な結末が切ない。その大海人はファザコン。藤原四兄弟の病死も長屋王の怨念ではなく、そう来ましたか! それで聖徳太子の救世観音に結びつくのね。
読了日:8月31日 著者:
あれよ星屑 5 (ビームコミックス)あれよ星屑 5 (ビームコミックス)感想
やっぱりこの物語の女性たちは逞しい。フミちゃんのしたたかさを憎み切れないのも、カンナの負け惜しみかもしれないけど大らかな反応があるから。騙されて痛い目を見た男達もそれに救われている。それに引き換え班長父の生き様は、潔いというより頑なで悲しい。前回に引き続き義姉さんが心配。
読了日:8月29日 著者:山田参助
ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)感想
まさにルドルフ「ひとりだち」への物語。一匹で東京に来てしまった時から、プライドを持った負けず嫌いな面はあったけど、イッパイアッテナ達とのノラ猫生活ですっかり逞しく成長したね。リエちゃんちへたどり着いた時の展開は泣けました。あの台詞を子猫ちゃんに言ったルドルフは、もう立派な一人(猫)前のノラ猫です!
読了日:8月27日 著者:斉藤洋
午後二時の証言者たち午後二時の証言者たち感想
職場のパート仲間が紹介してくれた作品。初読み作家さん。冒頭の章でひとつの事件が完結したのかと思ってしまったが、そこからが全ての始まりだった。中々面白い構成で、次の章でその事に気付いてからググッと物語に引き込まれた。
読了日:8月25日 著者:天野節子
[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本 (中経の文庫)感想
他の池上さんの本を読んで、世界状況を知るには世界の宗教を知らなければと読みました。例えば世界の宗教年表とか、もう少し全体を把握出来ると更に良かったかな、と思いますが、現在の社会情勢と宗教の関係を知る入門書として、とてもわかりやすかった。
読了日:8月24日 著者:池上彰
シンプルに考えるシンプルに考える感想
ユーザーの為になりユーザーを幸せにする事。企業が追求するのは「ユーザーのニーズに応える」それだけ。その妨げになる無駄なルールや会議、トップダウンも足を引張る人を生む競争も不要。必要なのは、本来の目的に向かって主体的に動きとことん努力をする事。確かにシンプルだが、甘えを許さぬ厳しさがある。近頃職場でイラッとするのは主体性のなさと待ちの姿勢。嫌な気分になるのは報われなさと自分の甘え根性。「シンプル」心掛けましょう。
読了日:8月22日 著者:森川亮
ルドルフとイッパイアッテナルドルフとイッパイアッテナ感想
息子が小さい頃、NHKのテレビ絵本で見ていて大好きだった(私が)。映画の宣伝を見て懐かしくなり図書館で借りた。好奇心旺盛で真っ直ぐな、まだ成長期のルドルフと、経験を積んで物知りのイッパイアッテナ。兄貴肌なのに一匹狼(猫だが)のイッパイアッテナが、何故ルドルフに色々教え様と思ったのか。兄貴がチビの成長を促すだけじゃなく、若いルドルフがイッパイアッテナの頑なな部分を変えていく。二匹の心意気に思わず涙の場面もあった。
読了日:8月20日 著者:斉藤洋
新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方 (文春新書)感想
ウクライナ・クリミアとロシア、スコットランドとイギリスの関係なのど、ニュースで聞く世界情勢の歴史的背景が少し解った。中東やウイグル問題なども含め、その歴史には必ず宗教が絡んでおり、今後更にややこしい事になって行きそうな火種を抱えている事を改めて知った。佐藤さん曰くジャーナリストとしての職業的良心に忠実な池上さんと、踏み込んだ発言もする佐藤さんのバランスが絶妙。今年もお二人での刊行希望。
読了日:8月14日 著者:池上彰,佐藤優
あれよ星屑 4 (ビームコミックス)あれよ星屑 4 (ビームコミックス)感想
終戦後の混乱を日々逞しく生きる人々がいる中、戦争の痛手から立ち直れない川島班長。今回彼の生い立ちが語られ、父親との確執や兄弟との死別など、戦争そのものだけでなく、息子たちを立派な軍人に育てる事しか考えていなかった父親を中心とした家庭の問題もあった事がわかり、更につらい。再会したそのお父さんも失踪(?)してしまうし、兄嫁さんもどうなっちゃうのか心配。能天気に見えて、班長を色々気遣う門松、スケベだけどいい奴だ。そして舞台はストリップ劇場へ。この女性たちの前向きな逞しさが救いだ。お義姉さんも頑張って!
読了日:8月11日 著者:山田参助
孔明のヨメ。(6) (まんがタイムコミックス)孔明のヨメ。(6) (まんがタイムコミックス)感想
阿斗ちゃんも生まれ、新野で一時の平穏を得ている劉備さんに迫る危機。襄陽で仲良く荘園の経営に勤しむ孔明夫妻の平和な日々も後少し。徐庶さんの就活問題も解決したし、いよいよ三国志な展開に突入でワクワクする一方、孔明の才能と将来を考える月英さんの内心を思うとちょっと辛い。曹操の紙の話や、巻末の三国志時代の風習ネタも面白かった。
読了日:8月10日 著者:杜康潤
ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)ゴジラとエヴァンゲリオン (新潮新書)感想
エヴァは話題になってから劇場版を観たが、映画ではよく解らずその後TV版のビデオをレンタルしまくった。庵野監督と同世代だという事と、「スキゾ」「パラノ」だったと思うが、シンジは14才の自分ではなく今の自分だ、と言っていた事に興味を持った。その庵野監督が何故今ゴジラなのか、ちょうどど映画も観たところだったので、タイムリーかなと読んでみた。ゴジラ誕生の話は知っていたが、映画を観るのは今作が初めてだったので、その歴史がわかったのは良かった。考察や謎解きという面ではちょっと物足りなかったかな。
読了日:8月5日 著者:長山靖生
プラチナエンド 3 (ジャンプコミックス)プラチナエンド 3 (ジャンプコミックス)感想
新刊を楽しみにしていたのだが、読み始めるのにちょっと覚悟もいる作品。そもそも他者との関わりに絶望して自殺しようとした主人公の明日(ミライ)に、この過酷な状況は罰なのか? 傍観することが許されないというのは厳しい。
読了日:8月5日 著者:小畑健
「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか (ちくま新書)感想
参院選そして都知事選も野党連合は敗北に終わった。リベラル派が感情的反対に訴えるのみで実現可能を期待させる具体的政策を提案出来ていない事は事実だ。著者に、そら見たことかと言われた様な気がする。本書に述べられている事には、反戦ではあるがデモにさえ参加していない一市民として、確かにそうだと反省を促される事もある。脅威となる様な実力を伴わない自己満足では世の中は動かない、言われている事には納得もする。だが著者はどういう立場なのか。何はともわれ実際に行動を起こした人々に対し、評論家的視点から批判されて不快感も残る。
読了日:8月1日 著者:浅羽通明

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by hitokohon | 2016-09-01 09:56 | 読書メーター