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2016年7月に読んだ本

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3900ページ
ナイス数:142ナイス

アイズオンリー (SHYノベルス299)アイズオンリー (SHYノベルス299)感想
アイズ・オンリーは、閲覧者にメモや複写を許さない「目で見るだけ」の秘密書類を意味するそうだ。人の顔などを認識記憶する事が困難な縁(ゆかり)は、子どもの頃全盲だったかずくんと図書館で知り合い仲良くなった。縁は白杖を持っている彼の事だけは認識出来たので、日々彼の為に本を読み聞かせた。見えても記憶出来ない事と、見えないけど別の方法で認識出来る事はどう違うのかな。大人になって、手術で視力を得た数真と会った縁。足りない何かを補い合うだけでなく、それ故に更に理解し合える様になりそう。
読了日:7月29日 著者:一穂ミチ
ロードムービー (講談社文庫)ロードムービー (講談社文庫)感想
「冷たい校舎」の、大人になったあの子たち登場(小学生時代もあり)の短編集。小中高校時代、今は苦しくても、そのうち大丈夫になる。行きたいけど、何処にもないと思っている遠くの場所が、気づいたら手には入っている時がいつか来る。イジメとかコンプレックス、苦しい思春期の物語にも未来という希望がある。
読了日:7月28日 著者:辻村深月
月影ベイベ 7 (フラワーコミックスアルファ)月影ベイベ 7 (フラワーコミックスアルファ)感想
光の告白で揺らぐ蛍子の乙女心。そして大好きな円はじめ、母を知る人々が自分の中に母を見ている事で、自身の存在意義に虚しさをも感じる。蛍子だって、円に何を求めているのかな? いよいよ亡き母の想いを知ることになりそうだけど、乗り切っておくれよ!
読了日:7月25日 著者:小玉ユキ
ひだまりが聴こえる-幸福論- (Canna Comics)ひだまりが聴こえる-幸福論- (Canna Comics)感想
前巻最後の太一のつぶやきで両思いになるんだ、と思ったのに、色々大変でしたね。でもおかげで2人とも成長したな。当事者に寄り添う気持ちと想像力。花粉症のエピソードで、難聴当事者である航平も別の側面ではその当事者を思いやる必要に気付いたが、私もハッとさせられた。太一も自分の道を見つけた様で一安心。もう大丈夫そう幸せにね、と心で完結を祝ったら、後書きで更に続編があると知り嬉しくなった。今作表紙は明るい桜の木漏れ日の中の2人。前巻は初夏の若葉、次はどんな表紙かな、それも楽しみ。
読了日:7月25日 著者:文乃ゆき
ひだまりが聴こえる (Canna Comics)ひだまりが聴こえる (Canna Comics)感想
続編「幸福論」を読む前に復習。叙情を感じる表紙の雰囲気とはギャップのある太一というキャラには、最初やっぱり驚く。表紙は航平の心象風景なのだろう、きっと。太一と出会って世界が広がった航平。航平と出会って自分の内面と向き合う事になる太一。続編での進展が楽しみ。
読了日:7月24日 著者:文乃ゆき
くじけないで 文庫版くじけないで 文庫版感想
90代から息子さんの勧めで詩を書き始めたというトヨさん。いつも周囲の人々への感謝の気持ちを抱いて、それを励みにしている生き方が詩に紡がれる。白寿を迎えてなお父母を想う娘であり、還暦を過ぎた息子を心配する母でもある。亡き夫にあの世で会うのを楽しみに、でも「早くお迎えに来て」とは言わないトヨさんの、日々を大切に前向きに生きる姿に、こちらが励まされる。八千草薫さんの映画を観たので、詩が八千草さんの声で響いて来る様だった。
読了日:7月23日 著者:柴田トヨ
日本文化私観日本文化私観感想
NHK100分de名著「堕落論」で紹介されていて、伝統の様式美礼賛への異議申し立てが面白いと思い読んでみた。堕落論同様、世間の常識と言われる価値観より、実質目的にのみ適したモノ、自身にとって有益なモノに美や価値を認める安吾の論法。自分の価値観を根底から見直させられる。
読了日:7月21日 著者:坂口安吾
言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)言ノ葉便り (言ノ葉ノ花)感想
シリーズ第1作「言ノ葉ノ花」の家電量販店で働く長谷部・余村の続編。同人誌や冊子で発表された短編をまとめ昨年単行本で刊行された作品。この度電子化されたのでそちらで読了。この2人が好きだったのでその後が読めて嬉しい。ほのぼのしたデートの話と、家族との関係を克服していくちょっとシリアスな問題。色々あっても幸せになっていく姿を見られて良かった。ただ短編集なので各話毎のBLなシーンにちょっと食傷気味で飛ばし読み(笑)
読了日:7月19日 著者:砂原糖子
50オトコはなぜ劣化したのか (小学館新書)50オトコはなぜ劣化したのか (小学館新書)感想
私は香山さんとほぼ同世代。夫は同い年で職場プロジェクトの責任者、私の職場の部長や地元小中学校の校長先生方も同世代、と周りの50オトコは職場で責任ある立場にあり大変な世代。香山さんに同意する部分も多々あるが、今以上に何かを求めるのも酷な気がした。でもエールでもあるんですよね。それより、香山さんの言う50オトコへの批判は50オンナの自分にも当てはまると、結構凹んでいる。
読了日:7月17日 著者:香山リカ
堕落論堕落論感想
NHK100分de名著の今月の本、という事で再読。
読了日:7月13日 著者:坂口安吾
おうちのありか~イエスかノーか半分か 3~ (ディアプラス文庫)おうちのありか~イエスかノーか半分か 3~ (ディアプラス文庫)感想
ちょうど参議院選挙でタイムリーな選挙ネタだったが、まさか潮の出自がそちらだったとは! 柔軟な強さを持ってる、と思ってた潮の意外な弱点だった。案外ヘタレじゃないのと心配したが、計が頑張った。硬質な強さだけに脆い所もありそうな計が、潮と出会って変わった。表紙の2人の様に幸せになれそうで良かった。表紙にも飴ちゃんが散りばめられているが、江波ジイが似合わぬキューピットだったのかも。
読了日:7月13日 著者:一穂ミチ
重要参考人探偵 3 (フラワーコミックスアルファ)重要参考人探偵 3 (フラワーコミックスアルファ)感想
仕事柄カッコいいはずなのに、何だかシャキッとしない雰囲気の御三方。死体に遭遇しやすい特異体質は気の毒だけど、異変に気付いたら素早く通報を! そして事件のあれこれより気になるのは、圭とお父さん(?)の過去。
読了日:7月10日 著者:絹田村子
百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 25 (Nemuki+コミックス)感想
蝸牛さんの若い頃のお話をはじめ、飯島家の方々が多く登場。青嵐やあのお手伝いさんが飯島家に来た頃の事もあり、開さんの不思議な契約の事など、飯島家の謎に迫るお話。青嵐も弱っている様子もし、それらを背負う事になる律くんの負担が大きそうで、これから展開が心配。
読了日:7月8日 著者:今市子
日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558)日本人のための「集団的自衛権」入門 (新潮新書 558)感想
TVなどで見る石破さんのお話しは解りやすく、反対意見の者も聞く耳を持つ気になれる、と思い読んでみた。現憲法で個別的自衛権を放棄してはいない事は読み取れるが、集団的自衛権はどうなんだろう、思っていた。石破さんの説明では、国連憲章に鑑みて主権国家である以上個別的自衛権と集団的自衛権はセットで有しており、その運用は政治判断によるものでるから、あくまで戦争を回避するために必要なのだという事。それは解るのだが、その政治判断が心配なのである。石破さんのいる与党は大丈夫かもしれないが今後拡大解釈乱用する危険はないのか?
読了日:7月8日 著者:石破茂
ポーの一族 復刻版 2 (フラワーコミックス)ポーの一族 復刻版 2 (フラワーコミックス)感想
エドガーとメリーベルの出自、ポーの一族となった経緯か語られる。彼らはあの一族の村で生まれた訳ではなかったのだ。妹だけでも助けようとしたエドガーの思いが、全く報われない悲しい巡り合わせ。切な過ぎる。出生の秘密と過酷な運命、当時乙女ちっく系の少女漫画やドラマにもそういうお話があったなぁ、とちょっと時代を感じた。
読了日:7月3日 著者:萩尾望都
拝み屋横丁顚末記 25巻 (ZERO-SUMコミックス)拝み屋横丁顚末記 25巻 (ZERO-SUMコミックス)感想
店子のおかげで大家さんに降りかかる災難の数々、今回も楽しませていただきました。先代まで問題持ち込んで来るし! 先代が大家だった頃の横丁ってどんなだったんだろう、と不安に(笑) ゆるキャラ静ちゃんのお話も良かった。読み終わって、裏表紙の二人にほっこり。
読了日:7月3日 著者:宮本福助
思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)思い出のとき修理します 4 永久時計を胸に (集英社文庫)感想
電子化を待ってようやく読めた完結編。商店街も寂れて行くだけじゃなく、新しい変化があったり、そこで育まれ人間関係に力をもらう人達もいる。明里と秀司もそうだった。太一もそうなのだろう、人であろうとなかろうと。
読了日:7月2日 著者:谷瑞恵
性のタブーのない日本 (集英社新書)性のタブーのない日本 (集英社新書)感想
古事記から始まり、源氏物語 、俳諧、歌舞伎と文学の中の性表現。古代から摂関政治・院政期の権力者達の婚姻関係が歴史を動かした事や遊女の歴史。性から見た日本史、興味深いお話だった。春画は結構過激だが、文章での直接表現がない古典、「タブーはないがモラルはある」はなるほど。摂関政治全から院政政治への移行の背景に、道長の長男に后となる娘がいなかった事にあり、その原因は母や后だった姉妹の力か大き過ぎて女性嫌いになったから(?)説、考えた事 ないが納得。勿論、左府頼長様んp事も語られている。
読了日:7月1日 著者:橋本治

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by hitokohon | 2016-08-01 10:15 | 読書メーター