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2016年1月に読んだ本②

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:14冊/22冊
(後半1/16から)


鹿鳴館の夢鹿鳴館の夢感想
以前TVで見て、コンドルが岩崎邸や三菱一号館などを造った建築家で、日本画家河鍋暁斎の弟子になっていた人とは知っていた。しかし24才という若さで来日し、ニコライ堂や古河邸をはじめとする個人の邸宅などこんなに多くの建築を残し、日本で亡くなっていたとは知らなかった。何より今はなき鹿鳴館もコンドルの建築だったとは。建物や絵画、コンドル作品の写真も多く内容も充実して面白かったのだが、そもそもタイトルに惹かれて図書館で借りたのに、鹿鳴館の事があまり書かれれいなかったのは残念。
読了日:1月31日 著者:
天智と天武-新説・日本書紀- 9 (ビッグ コミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 9 (ビッグ コミックス)感想
鎌足の死から斑鳩寺焼失、天智の病臥と大海人の吉野行き、この巻は時代の転換点、いよいよ大詰めな感じ。それにしても、天智と天武の愛憎の激しさが歴史を動かすという展開、これでいいのかと思うが凄い。天智天皇が山科に馬で遠乗りに出たまま、履いていた沓だけ残し行方不明になった、そんな伝説があるとは知らなかった。それを採用している事も驚き。聖徳太子は入鹿説も採用か。遂に壬申の乱です。十市と讃良の覚悟の程と夫に放つ言葉が印象的。いざと言う時女は強し。そして2人とも父親似のお顔立なのがまた何とも言えない。
読了日:1月30日 著者:中村真理子園村昌弘
私が日本人になった理由 日本語に魅せられて (100年インタビュー)私が日本人になった理由 日本語に魅せられて (100年インタビュー)感想
NHKの番組をもとに活字化された本。インタビュアーは渡邊あゆみアナ。室町時代の書院造りが今の日本家屋のもとになっているとは、歴史の教科書で読んだ様な気がする。だがその東山文化が、応仁の乱で京が焼け野原になった後に生まれたものという認識がなかった。まして政治面でダメ将軍だった義政を、文化の担い手として評価するとは考えた事もなかったので、なるほど認識を新たにした。第二次大戦中軍隊にいたキーンさんが、職務で翻訳すべき資料の中で目にした日本兵の日記の話に涙が出た。高見順の「敗戦日記」も読んでみたいと思った。
読了日:1月30日 著者:ドナルド・キーン
そうだったのか!現代史 (集英社文庫)そうだったのか!現代史 (集英社文庫)感想
小学生の頃から日本史は好きだったが、地理と人名がわからず世界史は苦手だった。中でも現代史にはあまり興味を抱かずに来たので、今になって戦後史を知らない為に世界情勢もわからないという事態に。池上さんの本ならそんな私にもわかるかと思い手に取った。おかげで今まで知らなかったベトナム戦争の経緯や、東西ベルリンや東欧の事などザックリわかって良かった。が、今とても心配な中東問題は、ややこし過ぎてよくわからず。他の本も読んでみよう。
読了日:1月29日 著者:池上彰
ヲタクに恋は難しい (1)ヲタクに恋は難しい (1)感想
書店で見つけてタイトル買い。自分たちとは違う、若い世代のオタク事情を垣間見られた、かな(笑) この2カップル4人の関係って最強ですよね、オタク的に。趣味を理解してくれる恋人と友人がいるなんて羨まし過ぎです。
読了日:1月28日 著者:ふじた
昭和元禄落語心中(8) (KCx)昭和元禄落語心中(8) (KCx)感想
引き続き、ですが間をすっ飛ばして再読。先代助六とみよ吉の娘だけれど、両親より強くてしっかり者になった小夏。小さい時から親を反面教師にしている様に逞しい子だったけど、当代八雲師匠と松田さんに見守られて育ったからでもあるのだろう。与太助六も支えになるいい男になったしね。育って行く若い者とは逆に、気弱になって行く入院中の八雲。でも、これまで通りに落語が出来ない事を嘆いているって事は、それだけまだ落語への未練があるわけだから大丈夫だよねぇ。心配。
読了日:1月28日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中(4) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(4) (KCx(ITAN))感想
引き続き再読。みよ吉がもっと強くてしたたかな女だったら、助六と小夏の人生も違うものになっていたのかな...。菊比古と助六が縁側で小夏に聞かせた掛け合い「野ざらし」、3人とも幸せそうだったのに。何か切ないより悔しい。菊比古には、八雲の名跡を2人で継いだ思いもあるのかな。
読了日:1月28日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))感想
引き続き再読。初代助六は信さんの育て親の爺さんだったのね。記憶に無かった。菊比古と助六、落語に対するそれぞれの情熱がすれ違って行くのと、みよ吉との接し方の違いが辛い。助六は優しいのにハチャメチャで、菊比古は真面目だが臆病で自分勝手だ。それでも2人揃って師匠のもとで落語する道はなかったのかな、と残念。
読了日:1月27日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中(2) (KCx)昭和元禄落語心中(2) (KCx)感想
1巻に続き再読。落語心中の意味がじわっと心に迫って、何か切ない。
読了日:1月27日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中(1) (KCx)昭和元禄落語心中(1) (KCx)感想
アニメ放送を見始めて、最初の頃の話を忘れていたので再読。与太郎の弟子入り志願、信さんだった頃の助六に似ていたとあらためて思った。当代八雲師匠が入門を許した気持ち、後の話を知っているからこそわかる気がした。
読了日:1月27日 著者:雲田はるこ
昭和元禄落語心中 アニメ公式ガイドブック (KCデラックス BE LOVE)昭和元禄落語心中 アニメ公式ガイドブック (KCデラックス BE LOVE)感想
好きな漫画がアニメ化やら実写化というと何か複雑な心境だが、それでも不安に思いながらも楽しみ。この作品は特に物語の中心となる落語がどうなのか心配だった。でも放送が始まったアニメを見たら、声優の皆さん上手い! この本を読んで知ったが、主要キャストの方々は落語をよく勉強されてるのね。アニメを見るのがより楽しみになった。
読了日:1月25日 著者:雲田はるこ
ニッポンの絶景鉄道ニッポンの絶景鉄道感想
これも母の本。高齢でもう遠方への旅は中々難しい母だが、鉄道の走る美しい風景に家に居ながら旅情を感じているのだろう。
読了日:1月20日 著者:
阿・吽 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)阿・吽 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)感想
求道というとストイックなものと思ってしまうが、真魚の修行は激烈で凄まじい。俗世の事には全く囚われないが、その真理を求める姿勢は恐ろしく強欲なものだ。日本にはこれ以上知るべき事はなくなり、いよいよ唐への留学。もう一人の求道者最澄も、シンクロしているかの様に同じ事を考えている。和気清麻呂何を企んでるんだろう、先行きが楽しみだけど不安。
読了日:1月20日 著者:おかざき真里
美しい日本の四季 〜うつろう彩り、残したい原風景〜美しい日本の四季 〜うつろう彩り、残したい原風景〜感想
母の本ですが、見ているだけでハッとする美しい風景写真です。レンズやフィルター選んだり、今はデジタル処理もされているかもしれませんが、そうだとしても元の風景をより印象的に見せる効果になっていると思います。
読了日:1月17日 著者:


読書メーター

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by hitokohon | 2016-02-06 17:44 | 読書メーター

2016年1月に読んだ本①

2016年1月の読書メーター
読んだ本の数:8冊/22冊
(前半1/15まで)


信長協奏曲 13 (ゲッサン少年サンデーコミックス)信長協奏曲 13 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
松永さん何故に反旗を?と思っていたが、森兄に語った生き方に、この物語の松永さんらしくて納得。弥助も諸国修行の旅に出て、平成タイムスリップ組に一人取り残されたサブローは、珍しく物思いに耽る。何かやっぱり大人になった、高校生だった彼もそれなりの年になっているのね。そして天正6年、半兵衛まだ存命だけどと思わず年表確認。本能寺まで後わずか。ミッチー顔バレで、蘭丸くんの健気さ可愛かったけど、後を思うと切ない。半兵衛・秀吉がどう動くのか、先が気になる。
読了日:1月15日 著者:石井あゆみ
半知性主義でいこう 戦争ができる国の新しい生き方 (朝日新書)半知性主義でいこう 戦争ができる国の新しい生き方 (朝日新書)感想
論語に「学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆し」とあるが、そういう事なのだろうか。いくら知識があっても、それを語るだけでは机上の空論と言われる。けれど感情的な好嫌だけで行動するのは危険。穏健中立ではなく行動する中庸へ。ネットで香山さんに意見を求める人は、論拠となる資料の事はどうでもよくて、自分と同じ感情的な部分で香山さん自身がどう思ってるのか言って欲しいのだろう。悪く言えば言質が取りたいって事かな。本書にあるようなネットのやり取りだったら時間の無駄なので、消耗しないうちに撤退した方が良さそう。
読了日:1月14日 著者:香山リカ
海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)海街diary 7 あの日の青空 (flowers コミックス)感想
すずとお姉さんたちの関係が深まってるみたいで、その安定感がすずの進路決断にもつながって、ホッとした。幸と佳乃も新しい恋が実りそうで、よかった。と思ったら、チカちゃんが誰にも言えな悩みを抱えているらしいのが心配。
読了日:1月13日 著者:吉田秋生
日本を、信じる (中公文庫)日本を、信じる (中公文庫)感想
東日本大震災の翌年、90歳となったお二人の対談。文学の外、震災と第二次大戦という共通の体験、宗教や死生観の話など、わかりやすいお話だった。三島由紀夫が左翼を理由にノーベル文学賞を逃したというのは知らなかった。それがああいう形で亡くなったというのは複雑な心境。震災からの東北地方の復興に期待をされてお話を終えていたが、実際には5年経ってまだまだなのが辛い。
読了日:1月13日 著者:瀬戸内寂聴,ドナルドキーン
乱入者に情、配偶者に愛 右手にメス、左手に花束11 (二見書房 シャレード文庫)乱入者に情、配偶者に愛 右手にメス、左手に花束11 (二見書房 シャレード文庫)感想
近頃BLでは電子化を気長に待つ本もあるけど、待てなくて文庫購入。久しぶりで、美卯さん楢崎先生の偽装恋人問題忘れてましたが、おかげで親しくなった2人の会話が楽しかった。そうか、こちらのシリーズでは楢崎先生は未だまんじ君と出会ってない訳だし。主役の2人の方は、安定したラブラブぶりで、トラブル毎に思いやりと理解が深まっていく様子。理想のカップルですね。乱入者って言うから何が起きるのかと思ったら、可愛い預かりモノで微笑ましかった。でも私だったら絶対無理だし、きっと怒りまくる(笑) 篤臣君は本当にエライ!
読了日:1月11日 著者:椹野道流
子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)感想
「i」の正体が色々な状況からそれに違いないと思えた所で、また新た展開があったり、最後まで一気に読ませる運びに感心した。これまで読んだ辻村作品の中で、一番多くの人が殺されたというのに、殺人者たちについ同情的になってしまう。だから、あのラストにも読者として妙に救われた気持ちになってしまった。でもそれでいいのかも疑問だった。人は最終的に自分の為にしか行動出来ないけど、それが他者に優しい事も残酷な事もある、というだけの事なんだな。
読了日:1月9日 著者:辻村深月
子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)感想
メジャースプーンの秋山先生登場作品と言う事で読み始めたが、先生以外にもあのお姉さんやお兄さんと思われるD大生やOBも登場。その中に、この人達は出て来てない、と気になる2人が。彼らが「i」と「θ」なのか? でも何かもっとありそうな気配。最後までわからないのが辻村作品ですから。
読了日:1月8日 著者:辻村深月
ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)感想
「ハケンアニメ」のチヨダコーキから登場人物でバトンを繋ぐ様に読んできた辻村作品。本作は「凍りのくじら」のふみちゃんからだが、通院の理由が辛い。法律だけでは解決されない被害者の加害者への感情。罪と罰、反省と償いが得られない時の復讐心。自分らしくある事の大変さや自分の行動に対する責任の重さを、大人以上に理解している、ふみちゃんとぼく。二人とも小学生だから子どもらしく純粋なのに、大人過ぎる。だから大人でも自分の人生を引受ける意味を考えさせられる。これは秋山先生登場の「子どもたちは夜と遊ぶ」も読まなくては。
読了日:1月2日 著者:辻村深月

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by hitokohon | 2016-02-06 17:43 | 読書メーター