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2015年7月に読んだ本②

2015年7月の読書メーター②
読んだ本の数:15冊/23冊
(後半7/16から)

 
君に届け 24 (マーガレットコミックス)君に届け 24 (マーガレットコミックス)感想
最後の学校祭か、子どもの頃になりたかったものの仮装って面白い。進路に悩む生徒たちの考えるヒントにもなるし。ケントもちゃんと自分なりの道を見つけたようでよかった。みんな恋もすることで大人になってる。今回はアヤネちゃんとピンのやり取りに一番ドキドキ。ピンなかなかイイ先生だなと思ってたけど、イイ男でもあるなぁ。爽子ちゃん達のラブラブっぷりは、これから卒業に向けての力となるかな。学校祭終了後、クラスのみんなが役割をくれた事に感謝する爽子ちゃん、何て大人なんだ! その言葉に感動してしまった。
読了日:7月31日 著者:椎名軽穂
天智と天武-新説・日本書紀- 8 (ビッグコミックス)天智と天武-新説・日本書紀- 8 (ビッグコミックス)感想
帯にも書かれてますが、遂にあの歌登場です。てっきり御猟後の宴とかで披露されたやり取りだと思ってたけど、即位式の後って...。そもそも歌の状況を作るのに大海人さん色々工作してるし。大津遷都、斑鳩寺建立、大友皇子と十市の結婚、大友皇子の太政大臣就任、時代は動いてます。十市ご懐妊でお二人はお祖父ちゃんね、全然見えないけど。そして鎌足の病に動揺する天智は、史に会わせ藤原姓を授ける。いよいよ壬申の乱に向かって舵が切られた感じです。どういう流れで語られるのか楽しみ。
読了日:7月31日 著者:
カブキブ!  1 (角川文庫)カブキブ! 1 (角川文庫)感想
歌舞伎好きな高校生が、学校にはない歌舞伎部を新たに作ろうと奔走する。まずは同好会から、と部員集め。歌舞伎への愛と知識と熱意はあるが、その他のスキルがイマイチの主人公。寡黙だけど情報収集能力とアートの才がある親友がいてよかったね。そのお陰で個性あふれる部員候補が。何てユニークな生徒が集まってる学校なんでしょ。気になる未だ未参加の生徒さんはどうなるのかな。
読了日:7月29日 著者:榎田ユウリ
紙つなげ!  彼らが本の紙を造っている紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている感想
去年11月に図書館予約して、やっと読めた。個人で防災を考える時、どう無事に避難するか、必要な防災用品は何か、公的支援を得られるまでどうしたらよいか、それだけで精一杯だ。でも石巻工場の人々は、個人の困難な被災生活に加え、会社の命運、地域の期待、出版の未来を背負って、工場復興の気の遠くなるような作業を成し遂げた。2011年春以降に出版された角川文庫が何冊か手元にある。あの時奇跡的に無事だった紙かもしれないと思うと大切におもう。そして今手にする本たちも彼らの努力の賜物なのだ。紙の本が今まで以上に愛しくなった。
読了日:7月26日 著者:佐々涼子
きのう何食べた?(10) (モーニング KC)きのう何食べた?(10) (モーニング KC)感想
家庭料理がテーマのお話なので、頂き物やら買出しの食材の入手、家事の分担など、生活に密着したところから描き出される関係性があたたかい。毎度再確認で驚くが、シロさん50になるんですよね。親御さんとの関係、パートナーケンジの加齢による頭髪や体型への不安など、他人事とは思えない。次巻は2人の家計に問題って、何が起きたの、心配だ!
読了日:7月25日 著者:よしながふみ
ファンタジウム(9) (モーニングKC)ファンタジウム(9) (モーニングKC)感想
9巻待ってました。そして完結なんですね。帯を見てちょっとショックでした。それにしても良くん、五十嵐くん助けるため何て危険な場所へ。男気があって、冷静で機転が利いて大人っぽかくて、カッコイいいよ! その後の展開は心配だったが、すっかり芸能人になってしまって大丈夫なんだろうかと思ってたので、更なる飛躍へ向かっての旅立ち、期待をもって見送りたい気持ちです。よかった!
読了日:7月25日 著者:杉本亜未
夢十夜夢十夜感想
綾辻行人さんの「深泥丘」シリーズを読んで、あの奇怪な夢の原点を求めて読んでみた。漱石の夢語りも、夢だけに不可解だが、昔話の怪談のようでもあった。
読了日:7月25日 著者:夏目漱石
春琴抄 (新潮文庫)春琴抄 (新潮文庫)感想
若い時に読んだが細部を覚えておらず、気位の高い盲目の女師匠に仕える佐助の献身の凄まじさと、そうさせた春琴の傲慢さが印象に残った。だが今読んでみると、何とも恐ろしいほど閉塞的な自己の想いに囚われて生きた佐助と、自分の意思と思いつつ実は佐助の理想の女神を演じ続けた春琴、というある意味夫唱婦随の幸せなふたりだった。でも春琴は本当のところどうだったのかな。佐助は常に己の中で理想化した春琴を崇めていたが、琴という女性の真実の姿を理解しようとした事があったのだろうか。飛び立ったまま戻らぬ雲雀に琴は何を思ったのだろう。
読了日:7月24日 著者:谷崎潤一郎
深泥丘奇談・続 (角川文庫)深泥丘奇談・続 (角川文庫)感想
続編となって、不可解な出来事の謎が解けるどころか、更に混沌とした世界に迷い込んで行るような主人公。見る夢もホラーなミステリーで、幻覚なのか妄想なのか、他の人に見えないモノを見、時に大鳥になって地上を俯瞰する。どうもこの謎は解決しそうもないが、主人公が追い詰められることもなさそう。何だかクセになる気味悪さだ(笑)
読了日:7月22日 著者:綾辻行人
沖縄オバァ烈伝沖縄オバァ烈伝感想
傍若無人とも言えるけど、達観してこだわりなく、元気でお茶目なオバァたちの行動言動録。あの大戦を生き抜き、アメリカ統治から本土復帰と激動の時代に、家族を守って生きてきた女性たちの力強さを感じる。15年前の出版なので、オバァたちも世代交代してるかもしれないけど、このスピリットは継承してほしいな。
読了日:7月20日 著者:
時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者 (集英社オレンジ文庫)時をかける眼鏡 新王と謎の暗殺者 (集英社オレンジ文庫)感想
遊馬もだいぶ昔のマーキス島の暮らしに慣れたんだな、と思ったがまだ1ヶ月しか経ってないんだな。命をつなぐ食材を入手する為に、他の生き物を犠牲にしていること。その食物連鎖と命と自然の恵みへの感謝って、便利になった現代の我々は遊馬と同じで忘れてたな。その反面、死者の尊厳より王国を守る事を重視し、公表されない真実という矛盾。文化文明の進歩により、得たモノ失ったモノをちょっと考えさせられた。兄弟・主従の結束が固くなったのは良かったけど、遊馬は何時今の世に戻れるのだろう。
読了日:7月19日 著者:椹野道流
深泥丘奇談 (角川文庫)深泥丘奇談 (角川文庫)感想
奇談と銘打っているので「フリークス」と違って「奇」なるモノが何か語られるのかと思いきや、更に謎が深まりつつシリーズ化している。この町は京都がモデルになってるようなので、何だか森見作品の舞台になってる異次元ぽい京都を思い浮かべてしまった。結局、主人公の不思議な体験の数々は何なのだろう。人が認識し現実と思っている事は、本当に真実なのか? 何時か謎解きはされるのだろうか。気になるので、とりあえず「続」は読もうかな。
読了日:7月17日 著者:綾辻行人
百鬼夜行抄 24 (Nemuki+コミックス)百鬼夜行抄 24 (Nemuki+コミックス)感想
律の夢に現れた蝸牛おじいちゃん、青嵐の危険性を語っていたけど、今後が心配だよ飯島家。何だか今回は子ども絡みのお話が多かったのが、時代を反映しているようで辛い。人ならぬ者がもたらす災いだけど、その元凶は生身の人間の悪意や自分勝手な欲望。律はこれからどういう道に進むのかな。
読了日:7月16日 著者:今市子
雨柳堂夢咄 其ノ十五 (Nemuki+コミックス)雨柳堂夢咄 其ノ十五 (Nemuki+コミックス)感想
今回も橋姫様や姫神様の他、華やかな女性たちが多く登場で、しっとりと素敵でした。モノに宿る精たちも可愛らしくて微笑ましい。発売間もなく購入したのに、長らく積んでました。波津さんの新シリーズが出たので、ちょっと心配になって「あとがき」から読んでしまいましたが、まだ続くのね。でも閉店視野に入れてらっしゃるのね、マンネリなんて思いません、ずっと続けて下さい!
読了日:7月16日 著者:波津彬子
ふるぎぬや紋様帳 1 (フラワーコミックススペシャル)ふるぎぬや紋様帳 1 (フラワーコミックススペシャル)感想
波津さんの、物に宿るそれを使った人の思いを描く作品が好きです。この新シリーズは、その名の通りアンティーク着物「ふるぎぬ」にまつわる物語。過去にその着物を着た人や仕立てた人の思いがこもった着物たちに残る、大切にされた記憶。それを感じ伝える事が出来る不思議な古着屋。来店者を選び、何時でも誰でも行ける訳ではなく、謎に満ちた異界の様です。続きがあるようなので楽しみ。
読了日:7月15日 著者:波津彬子

読書メーター

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by hitokohon | 2015-08-01 16:51 | 読書メーター

2015年7月に読んだ本①

2015年7月の読書メーター①
読んだ本の数:8冊/23冊
(前半7/15まで)



西太后秘録 近代中国の創始者 上西太后秘録 近代中国の創始者 上感想
西太后と言えば、高校の選択世界史で、幼帝の母后として「垂簾聴政」を行い権力を持った女性と教わり、その後映画で権力志向が強く残忍な面もある恐ろしい女性というイメージが出来た。しかし本書で語られる西太后は、先見性を持ち革新的、一方で熟慮して冷静に行動し時期を待つ事も知りる人物。軍備に予算をかける必要を訴えつつ、日本に開戦の口実を与えぬよう策を講じるなど、優れた政治家だったという事だろう。本当はどうだったのか、下巻を読んでまた考えてみよう。
読了日:7月14日 著者:ユン・チアン
ふちなしのかがみ (角川文庫)ふちなしのかがみ (角川文庫)感想
「踊り場の花子」ドラマを見た覚えがあります。辻村さん原作だったのですね。この作品も含め、成人の私が主人公の「おとうさん、したいがあるよ」の他は、学校でのイジメやスクールカーストの問題が関わっていて読んでいてちょっと辛かった。ホラーとして怖いというより、本当に怖いのは、人の心の後ろ暗さや弱さからの残酷さ、という物語だった。「フリークス」の綾辻さんを読むきっかけが辻村さんだったので、この作品集を読んでみた。両作とも欲望が生み出す心の暗部をホラーという形で描く作品だった。e文庫にて。
読了日:7月11日 著者:辻村深月
フリークス (角川文庫)フリークス (角川文庫)感想
精神科病棟が舞台の作品集。加害事件が元で精神を病んだ母を見舞う浪人生。自動車事故で瀕死の重傷を負ったうえに記憶喪失となった患者。入院患者が書いた未完のミステリー小説の謎解きをする作家。どの作品も、主人公と共に謎解きをしながら読む面白さで一気に読めた。そして最後にちょっと予想外の結末が待っていた。各話に様々な形で登場する異形の者たち(フリークス)は何者なのか。異形でない者とは、更に自分自身の存在とは、を問いかけてくるようだった。綾辻作品、他にも読みたくなった。
読了日:7月9日 著者:綾辻行人
残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)残酷な王と悲しみの王妃 (集英社文庫)感想
アン・ブーリン、エリザベス、アマデウスやルードリッヒ、映画でしか知らないヨーロッパの歴史。婚姻関係がこんなに入り組んでいたとは知らなかった。それにしても同じ名前の人が多過ぎてややこしい。王妃なのに何故に表紙が「ラス・メニーナス」と思ったら、このマルガリータ王女が、のちにオーストリア王妃になるのね。でも4度妊娠して早世、育ったのは王女1人。政略と世継ぎという王妃たちに課せられた役割は、えらい人権侵害だ。
読了日:7月7日 著者:中野京子
ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21)感想
蛭子さんのいつも和やかで天然な雰囲気はどこから来ているのか。他者を尊重しつつ他者の目を気にせず自由でいられること。ひとりぼっちを肯定的に受け入れてきた自分の生き方を紹介している。好かれようと他者にすり寄ったりせず、嫌われる様な余計な事はしない。それで時に礼を欠く場合もある。周りに依存しないが迷惑はかけたくないと思っているので、そこは反省したり、〜ですよ、という語り口がちょっと可愛い。子育てについては奥様に甘え過ぎだったと思うが、干渉されない子どもたちは楽だったかも。大切なのは自分がどうしたいか。それ同感。
読了日:7月5日 著者:蛭子能収
魔法のつかいかた (2) (ウィングス・コミックス)魔法のつかいかた (2) (ウィングス・コミックス)感想
1巻の内容をすっかり忘れ去っていたが、読んでいる内にうっすらこの人間関係を思い出して来た。ファンタジックなタイトルのわりに、この物語の魔法って何やら怖いモノみたい。春生の今後が心配だ。草間さんっていつもこんなカッチリしたコマ割りだったのかな。そうだったかもしれないけど今まであまり気になってなかったんだな。
読了日:7月4日 著者:草間さかえ
世界の夢の本屋さん世界の夢の本屋さん感想
本当に、本好きなら何時間でも居たいような書店たちの写真集。世界にはこんな素敵本屋さんがあるんですね。店舗の規模や建物自体が素晴らしい事もあるが、棚や平台だけでなく、様々に工夫された本の見せ方や店の雰囲気作りが個性的。カフェ・レストラン・ミュージアム、中には施設図書館併設の所まであってビックリ。日本にこんな所あるかな。店長や書店員さんの店や仕事に対する思いが語られているのもいい。すみません、本屋さんの本なのに、店で見かけタイトルに惹かれ、図書館で借りました。
読了日:7月4日 著者:清水玲奈,大原ケイ
嫌韓道 (ベスト新書)嫌韓道 (ベスト新書)感想
マンガ嫌韓流は読んだ事がないが、韓流がブームなって行くなか書店で目にした「嫌韓」は印象に残っている。今の様に嫌韓の方がブーム化(?)すると思ってもみなかった頃に、そうした本を出していた著者に興味を持って読んでみた。嫌韓本の姿勢には、反日韓国と同じじゃないか、と思う事があり、この本の前半からもそれを感じた。しかし、犯罪報道における日本名通称の在日のプライバイシー問題や、朝日新聞の従軍慰安婦報道に関する事など、改めて考えさせられる事も多々あった。終盤での、嫌韓モンスターにならないように、という忠告には同感だ。
読了日:7月1日 著者:山野車輪

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by hitokohon | 2015-08-01 16:49 | 読書メーター