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10月に読んだ本(後半)

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:22冊(内後半13冊)
10月に読んだページ数:3585ページ
10月のナイス数:88ナイス

神話がわかれば「日本人」がわかる 古事記は日本を強くする神話がわかれば「日本人」がわかる 古事記は日本を強くする感想
「日本書紀」は歴史書、「古事記」は説話物語と思っていたが、そう単純な区別ではないらしい。前者が外交を意識して漢文で書かれたのに対し、後者は漢字を使ってはいるが全編大和言葉で国内向けに書かれたという違いがある、というのは今まで考えた事がなかった。また、今の様な形の世界が出来る以前の神聖な物語である神話、事実であったとされる伝承である伝説、世俗的なフィクションである昔話との区別の説明に納得。古事記が日本人を強くするかどうかは解らないが、事実ではないかもしれないが真実を語っている、はなるほど。図書館。
読了日:10月31日 著者:中西輝政,高森明勅
よちよち文藝部よちよち文藝部感想
番子さん、こんな面白い連載されてたんですね。2年も前の発行、全然気が付かなかった。本書の文豪作品、30年程前の学生時代に(遠い目)近代文学の授業で半分位は読んだはずなのに、散歩の梶井作品とか細雪の病とか雪国のエロとか、色々読みとばしてて残念。また読んでみたくなった。
読了日:10月31日 著者:久世番子
応天の門 2 (BUNCH COMICS)応天の門 2 (BUNCH COMICS)感想
「伊勢物語」のイメージから業平と言えば、の高子様登場。賢くて中々豪胆なお姫様ですね。今後の事件の黒幕になりそうな良房叔父上や兄上方、藤原の男性陣は権力闘争まっしぐらでしょうが、高子様は道真や業平とどう関わって来るのかな。道真たちの冠物や女性陣の髪型から、まだ奈良時代の風俗が残る平安初期だった事が感じられる。それにしても道真兄の死の真相も気になる。
読了日:10月30日 著者:灰原薬
古事記物語古事記物語感想
大正9年赤い鳥社刊、昭和30年角川文庫版発行。戦前の作品だが子ども向けに書かれているので読みやすい。神々やその子孫であるとされる古代天皇家の人々が、意外にも嫉妬深く猜疑心も強くて意地悪だったり、家来の嘘に騙されて無実の人を死刑にしたり、無慈悲で思慮の浅い行動に出る方も多く、中々人間味があって面白い。が、日本の国土をおつくりになった神々の子孫であるという以外、とても天皇の権威を示す為の物語とも思えない。古事記の編纂意図って、本当は何だったんだろうと、改めて興味を持った。それにしても登場人物の名前難し過ぎ。
読了日:10月28日 著者:鈴木三重吉
坊主かわいや袈裟までいとし 2 (はなまるコミックス・プレミアム)坊主かわいや袈裟までいとし 2 (はなまるコミックス・プレミアム)感想
大円くん赤ちゃんの時から変わらず可愛いのね。それに反して弥六くんの変わり様といったら! 大円パパの今後も気になります。
読了日:10月26日 著者:本間アキラ
『風立ちぬ』を語る 宮崎駿とスタジオジブリ、その軌跡と未来 (光文社新書)『風立ちぬ』を語る 宮崎駿とスタジオジブリ、その軌跡と未来 (光文社新書)感想
「風立ちぬ」の見方もさることながら、「カリ城」のオープニングに関する解説が興味深かった。アニメ表現の技術的な事もそうだが、そんな色々な意味が籠められていたとも気が付かなかった。「火垂るの墓」との対比もなるほどと思った。
読了日:10月25日 著者:岡田斗司夫FREEex
阿・吽 1 (ビッグコミックススペシャル)阿・吽 1 (ビッグコミックススペシャル)感想
おかざきさん初読。書店平積された表紙の異様な力強さを持つ二人に目が釘付け。まさか最澄と空海の漫画とは思わなかった。比叡の山に光を見た子どもの志しの先にあるもの、800年の年を経て信長の焼き討ちにあうのは何故か。後の世に弘法大師といわれる大学寮の天才少年が、知識の修得に満たされず命がけで求めるものは何なのか。あまり知らない時代背景でもあり、どの様に描かれて行くか続きが楽しみ。
読了日:10月24日 著者:おかざき真里
富士見二丁目交響楽団 下 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)富士見二丁目交響楽団 下 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。悠季くんの危なっかしい対応にハラハラさせられましたが、急転直下の解決劇にビックリ。圭の音楽家としての今後も含め、外伝がなかったら謎だらけでした。でも、正式名称「富士見二丁目交響楽団」、そして夢の富士見ホールの杮落しという大団円、よかった!
読了日:10月22日 著者:秋月こお
富士見二丁目交響楽団 上 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)富士見二丁目交響楽団 上 富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。アメリカでの圭の冤罪事件に動揺しながらも、東フィルとの共演に全力を尽くそうとする悠季。しっかり者になったのね、と思ったらアブナイ危ない、これまで以上にハラハラさせられました。落ち着け悠季!
読了日:10月21日 著者:秋月こお
第五の運命 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)第五の運命 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。アンコール外伝第三弾、薫子様御成婚祝&生島さんソラくん来日騒動の巻。ミセス二宮というより、やっぱり三条さんがしっくりくる薫子様、悠季に次いで猛獣(生島グマ)使いの名を進呈しましょう。ソラくんもすっかり大人になって、自分の道を歩いてる、真の猛獣使いになりそう。
読了日:10月18日 著者:秋月こお
銀の匙のサンバ 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)銀の匙のサンバ 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。購入DLして積読状態だったフジミアンコール外伝シリーズ、着々と消化中。「母親たちの」はちょっと苦手な話だったが、妖婆ミランダさんや、「わが道」で語られた師匠達の、人に歴史ありは良かった。表題作は飯田さん登場。まさに銀の匙の恩恵を受ける主人公たちの横で、洒脱な雰囲気で現実的な生活者の面を見せる飯田さんがとっても好きだ。そして、飯田さんて同世代なんだな、と初めて気がついた。
読了日:10月17日 著者:秋月こお
ビオラを買いに 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)ビオラを買いに 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。演奏家としても、指導者としても、中々逞しくなった悠季の姿が見られて、まるで知り合いの様にその成長を嬉しく思った。悠季のゲイ自覚はちょっと違うかもと思ったが、過去の異性への想いが恋に恋してただけの自己完結に終わったのは、本気の恋愛をする対象と出会ってなかったというのは、そうだろう。相手を心底愛することが、実は中々に難しく稀有な体験だというのはよくわかる、圭と悠季がどんなに幸せなのかも。
読了日:10月16日 著者:秋月こお
檻の中 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)檻の中 富士見二丁目交響楽団シリーズ 外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。表題作は例の冤罪事件で収監された圭の話。子どもの頃の伊沢さんとの回想にホロリとさせられた。「むずかしい弟子」は、福山先生が語る音大入試の日からの悠季。福山先生の師としての期待と愛、お母さんが息子の恩師に宛てた手紙にこもる思い、何度読んでも泣ける。圭を常任指揮者に復帰させようと知恵を絞る人々の話「M響三題」には元気づけられる。
読了日:10月14日 著者:秋月こお

読書メーター

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by hitokohon | 2014-11-03 11:47 | 読書メーター

10月に読んだ本(前半)

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:22冊(内前半9冊)

虹の橋 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)虹の橋 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本にて再読。「楽園の雲雀たち」は悠季の音大講師生活と、圭とのドライブデートを兼ねたバイオリンメンテの話。悠季があの福山先生とご自宅でお酒を酌み交わす日が来るとは思わなかった。悠季にとっては教師としても師匠な先生だが、そういう存在がいらして良かったね。表題作は、桐ノ院先生の次なる野望実現に奔走する宅島社長と、将来を模索しそれに加わった貞光ちゃんの話。フジミのシルバー団員さん達の登場も嬉しかった。桐ノ院オケもさる事ながら、貞光ちゃんの恋の行方も気になる。まだ続くのね!
読了日:10月13日 著者:秋月こお
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ (角川ルビー文庫)寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ (角川ルビー文庫)感想
「天国の門」を読んだので電子本を再読。初読時はこんなコミカルな印象を持たなかったが、語り手である悠季のツッコミが面白くて、クスッとなった。悠季は大学4年でオケへの就職を第1希望として失敗したことになってるが、この第1話では教員採用試験に落ちたことしか触れてない。姉達や親類の反対を押し切っての進学や母の過労死という、バイオリンを捨てらられない事情に触れてないから、後から膨らませた背景だったのね。「八坂をおぼえていますか?」彼は音楽家として成功した圭や悠季、専用ホールまで作ったフジミをどう思っているだろう。
読了日:10月11日 著者:秋月こお
捨てずに片づく9ステップ捨てずに片づく9ステップ感想
まず「捨てずに」というキーワードに食いついた(笑) 生きる姿勢としては、過去に囚われずに今に集中する事が大事。片付けでもそれが必要といわれている様に思っていたが、この本では「過去と向き合うことが肝心」と言う。自分が何を大切に思って来て、モノに対してもどういう価値観を持つのか、よく心の声を聞き納得してモノをコントロールすることが必要で、それがリバウンドも防ぐという。要・不要に分け不要は最終的に処分というのは捨てる片付けと同じだが、分別基準も処分時期も自分の本音大切に、片付けの主役は自分なんですね。図書館
読了日:10月10日 著者:芝谷浩
なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)なぜ時代劇は滅びるのか (新潮新書)感想
TV時代劇は子どもの頃から好きだったが、いつのまにか民放レギュラー枠が無くなって寂しく思っていた。でも映画の時代劇は近年健闘しているのでは、と楽観してもいられない様だ。キャスティングのミスマッチ、語り過ぎる脚本、時代考証に縛られ過ぎる問題、確かに思い当たる。「信長のシェフ」に続き、漫画原作の「信長協奏曲」がTV放送となるが、どうなんだろう。時代小説には人気作品も多いが、時代劇人気には繋がらないのか。大河の「篤姫」は好きだったが、彩雲国物語の秀麗を彷彿とさせて、原作の面影は皆無。今一度面白い原作物も見たい。
読了日:10月9日 著者:春日太一
天国の門 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)天国の門 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)感想
電子本が出ていたので再読。表題作はシリーズ第1話「寒冷前線コンダクター」を圭視点で描いているが、第1話には登場しない伊沢さんがキーパーソンかな。圭を育てたのが伊沢さんでよかった。初出は2005年刊の単行本「クラシカルロンド」。書下ろし「夢みるバイオリン」はフジミで圭に出会うまでの悠季の話。結末を知っているから読めるけど、中々辛いものがある。「寒冷前線」での圭に対する劣等感や反発はさもありなん、とあらためて思う。
読了日:10月7日 著者:秋月こお
ファンタジウム(8) (モーニング KC)ファンタジウム(8) (モーニング KC)感想
以前出ていた密林さんの発売予定が消えてから幾星霜、待っておりました8巻。やっと読めて良かった! そうでした、良くんは、天才で生意気で、人をよく見て時に大人より大人で、そして可愛い少年なのでした。五十嵐への対応は私も胸が痛い。今後が楽しみで、ちょっと心配。
読了日:10月5日 著者:杉本亜未
愚禿親鸞愚禿親鸞感想
西田幾多郎著。明治44年大谷学士会発行「宗祖観」初出だけあって古い文体だが、短い評論なので読むことができた。愚禿という謙虚さがすべての宗教に通じるものであり、その愚禿を名乗った親鸞は、日蓮の激しさと趣を異にして奥床しいという。著者は禅を学んだ哲学者だそうで、真宗の他力本願には深く触れていないが、それは絶対的愛であり絶対的他力と言っている。電子本。
読了日:10月4日 著者:西田幾多郎
新版 歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)新版 歎異抄 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)感想
アドラー心理学の本を読んで、承認欲求の否定や他者信頼の考え方が「歎異抄」に似ていると思い再読。すべての者を救い浄土に導くという阿弥陀様のはからい(本願)。それを信じ、自分のはからい(自力)を交えない自然(じねん-おのずとそうなる)により念仏を唱え、弥陀の本願におまかせするのが、他力本願。自力の善行をたのむ善人でさえ救われるのだから、煩悩具足の我々をあわれんで本願をたてた陀は、他力をたのむ悪人をこそお救いになる。世間に間違った教えが広まるのを歎いて、親鸞の正しい教えを伝えるため弟子の唯円が書いたとされる。
読了日:10月4日 著者:千葉乗隆
夏の痣 (花丸コミックスプレミアム)夏の痣 (花丸コミックスプレミアム)感想
由くん、高校3年から大学2年までの物語だが、おとなしそうに見えて中々大胆だった。周りの皆さんも、幸せになれるといいなぁ。
読了日:10月2日 著者:宮本佳野

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by hitokohon | 2014-11-03 11:13 | 読書メーター