<   2004年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧

マンガの居場所

夏目房之介 編著 2003年4月発行 NTT出版

毎日新聞夕刊に、1998年4月から「マンガの居場所」と題して連載されたマンガ時評を単行本化したもの。

漫画家、評論家として活躍している編者の他、日本漫画史を専門とする大学の非常勤講師である宮本大人(ひろひと)、日本学術振興会特別研究員の瓜生吉則(よしみつ)、少女漫画家や香港漫画出版社勤務も経験している鈴賀れい、フリーのマンガ研究者であるヤマダトモコが、著者として名を連ねている。

2001年掲載分に「『ドラゴン・ボール』ドイツで大ヒット 」と題して書かれている文章があり、1999年頃からドイツでドラゴン・ボールがヒットしているという事に触れながら、日本マンガの国際化についても語られている。下で紹介している「マンガ 世界 戦略」と同テーマであり、内容からも夏目さんが書かれたのだと思われる。

新聞連載のコラムなので、ひとつの話題が見開きの2頁分と読みやすい長さだし、興味ある所だけ拾い読みしてもいいので、読みやすい。
[PR]
by hitokohon | 2004-02-07 19:27 | 漫画・アニメ関連

マンガ 世界 戦略

サブタイトル:カモネギ化するかマンガ産業
夏目房之介 著 2001年6月発行 小学館

漫画家であり、その技術的視点から独自の漫画評論を展開してきた著者が、その国際化と産業としての在り方という社会的な観点からマンガを語った一冊。

サブカルチャー本のコーナーに置かれているかもしれないが、「マンガ」と「世界」について書くうちに「戦略」についても展望せざるをえなくなったということで、日本マンガをめぐる国際版権やマーケティングさらに構造改革などに言及していて、ビジネス書と言ってもいいかもしれない。

そんな訳で、日本マンガを代表する作品のひとつである「ドラゴンボール」についても随所で触れられている。全編を読むのが大変な場合は、巻末の索引から作品名や著者名で引きながら読んでも参考にはなるかもしれない。
[PR]
by hitokohon | 2004-02-07 19:22 | 漫画・アニメ関連