2018年7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:22
読んだページ数:3264
ナイス数:131

それは運命の恋だから (ディアプラス文庫)それは運命の恋だから (ディアプラス文庫)感想
月村作品久しぶり。意を決して真面目にパートナーを探すゲイのイベントに参加した拓海。カップル成立したが、相手はゲイの従弟の為に付添い参加したノンケだった。いつ、どうやって拓海がそれを知る事になるのかハラハラしたが、ネガティブさにも可愛げがあってコミカルで、重くならいところが良かった。一見拓海とは正反対の性格に見える従弟くんも健気で良い子。二人ともいい大人だけど可愛いくて微笑ましい。読んであたたかい気持ちになった。2カップルの後日談も読んでみたいなぁ。
読了日:07月30日 著者:月村 奎

ふるぎぬや紋様帳 3 (フラワーコミックススペシャル)ふるぎぬや紋様帳 3 (フラワーコミックススペシャル)感想
何気に、伊都子の他にも「ふるぎぬや」に辿り着ける方が増えたような。店主の過去も少し語られ、異界と思っていた「ふるぎぬや」とこちら側の世界の繋がりが段々と見えてきそう。古い着物やモノたちの物語と同時に、そんな「ふるぎぬや」由来も楽しみになってきた。
読了日:07月30日 著者:波津 彬子

幼い王様の涙 (韓国人気童話シリーズ9)幼い王様の涙 (韓国人気童話シリーズ9)感想
図書館で「端宗哀史」を探していて見つけた1冊。端宗は韓国時代劇にも度々登場する悲劇の王ではあるが、ドラマでは主人公に成り得ないような存在。そんな王を主人公にした児童文学である事に驚いた。朝鮮王朝で最も尊敬されている世宗大王の直系の孫でありながら、父王を早くに亡くした為に王権を守れず死に追いやられた少年王の物語。端宗のくやしさ、孤独、得られぬ自由。韓国の子どもたちに、何を伝えたかったのだろうか。
読了日:07月27日 著者:イ ギュヒ

だから、新書を読みなさいだから、新書を読みなさい感想
若い時から読書傾向が小説より歴史やノンフィクションだったので、新書本の新刊はわりとチェックする。昔は岩波と中公くらいだったが、今やレーベルも増えテーマも様々玉石混交で書店の新書棚は中々魅力的だ。タイトルに惹かれて読んでみたが、主にビジネスパーソン向けに書かれているので、趣味の読書が中心の私には合わない部分もあった。だが1つのテーマで見解の違う2冊とロングセラー1冊を読む、は同感。9年前の著作なので電子版には触れず、新書は比較的安価で手軽に携帯出来るのが利点。図書館は利用しない。う、本書を図書館で借りた。
読了日:07月26日 著者:奥野 宣之

被写界深度(下) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)被写界深度(下) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)感想
高校時代の気まずい別れから3年。二十歳を過ぎた二人は、インディーズバンドの演奏者と彼らを撮影する見習いカメラマンとして再会。過去を乗越えて自分に欲する道を行こうとする早川と、変わらずカメラマンへに道を進む紺野。実は高校時代の出会いが、互いの今の支えてなって事に気付いていたのだろう。止まっていた二人の時間は動き出す。上巻が別れで終わったていたので心配だったが、続けて読めて良かった。
読了日:07月26日 著者:苑生

被写界深度(上) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)被写界深度(上) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)感想
書店で表紙に惹かれた作品。でも結局電子版で購入。同じ高校の同学年でありながら、何故か屋上で出会い親交を深める二人のお話。過去の出来事から好きな音楽を封印している早川と、カメラ好きを隠さない紺野。女好きで軽いノリと思われている早川と、友人も多い様に見える紺野。クラスで疎外されているわけでもないのに、一人になりたくて屋上に来た二人は、それぞれに群れているだけでは満たされない思いがある、という共通点で結ばれているのだろう。それを上手く言葉に出来なくて、接近した様で、逆に離れてしまうもどかしさ。下巻に期待しよう!
読了日:07月26日 著者:苑生

月影の長城 (アイズコミックス)月影の長城 (アイズコミックス)感想
岸辺の唄シリーズを最後に読んでから久しく前の物語をすっかり忘れていたが、旅の途上で遭遇する不可思議な出来事の短編集の様になっているので、大筋が多少わからなくても楽しめた。回想と伝承と今現在の物語が混在していてちょっと読み難い所もあったが、そこを読解くのも魅力のひとつかも。
読了日:07月26日 著者:今 市子

不死人の見る夢 (bijou)不死人の見る夢 (bijou)感想
不死の一族に生まれ、不幸な出来事で乳母と二人きり世間から身を隠し暮らすガイ。日常に倦んでいたある日、普通の人間の赤ん坊を拾ってしまった事で生活が一変する。エリクと名付けたその子の成長がもたらす幸福と不安。赤子を抱いた瞬間から別れの悲しみを予感したが、前途は多難でも希望を見出そうとするエリクの成長が頼もしい。
読了日:07月26日 著者:八谷響

下鴨アンティーク アリスの宝箱 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク アリスの宝箱 (集英社オレンジ文庫)感想
主人公鹿乃の周辺の人々が体験した、心あたたまる不思議の出来事。今回は登場人物の色々な背景がわかる番外編的な短編集。幸ちゃんが来てまめな保護者になった兄の良鷹と相棒の真帆もいい感じだし、鹿乃と慧の交際も順調そうで微笑ましい。その中に何故が春野のお話もあり。野々宮家のご先祖様のお話も素敵なお話でした。前巻から野々宮家に住むことになった小学生の幸ちゃんも静かに大活躍。
読了日:07月25日 著者:白川 紺子

新潮文庫の100冊2018新潮文庫の100冊2018感想
今年もロボットのキュンタが可愛いです。新潮文庫の100冊は長く読み継がれている作品が多いので、わりと読了本が多いのだが、それでも27冊。既読の「星の王子さま」は他の方の翻訳本だったが、キュンタの旅はちょっと星の王子さまみたいですね。
読了日:07月20日 著者:

カドフェス 発見!角川文庫2018カドフェス 発見!角川文庫2018感想
今年の表紙は「未来のミライ」ですね。読了本は17冊。積読の「ロマンス小説の七日間」をはやく読みたいです。
読了日:07月20日 著者:株式会社KADOKAWA


ナツイチ 2018【本をひらけば、夏びらき。】ナツイチ 2018【本をひらけば、夏びらき。】感想
今年も書店で見つけていただいてきました。表紙をはじめテーマごとのネコちゃんイラストが可愛い。今年のナツイチ読了本は5冊しかありませんでした。積読もなし。世代的に未読の「定年女子」が気になる。「星の王子さま」読んだけど他の方の翻訳本でした。
読了日:07月20日 著者:集英社

星の王子さま星の王子さま感想
小さな星の王子さまが、星々を旅して様々な住人と接し成長していく。大人の凝り固まった常識や想像力の欠如の問題を、王子さまの目を通して知らさせる。地球で大人たちの価値観では理解されない子ども時代を送ったぼくは、周囲に合わせて大人になり、飛行事故で墜落した砂漠で王子さまと出会った。二人のふれあいと別れ。王子さまとは誰だったのか。第二次大戦中に出版されたという時代背景。シンプルだが考えさせられる物語だ。電子書籍になっていたので久しぶりに読み直した。
読了日:07月19日 著者:サン=テグジュペリ

河合隼雄スペシャル 2018年7月 (100分 de 名著)河合隼雄スペシャル 2018年7月 (100分 de 名著)感想
河合隼雄さんの本は子どもが小さかった頃に少しだけ読んだ事があった。でも心理療法家としての河合さんをほとんど知らないので、興味を持って放送を見始めたが、ユング心理学が中々に難解…。ということで本書を購入。河合さんは西洋人を対象としたユング心理学を、日本人(東洋人)特有の心理に合わせて発展させていった。更に日本人の心を理解するために神話や昔話も取り入れた。当初は非科学的だと拒絶反応を示した夢判断の重要性も理解し、自分の経験を踏まえて箱庭療法を用いるなど、とても柔軟な方だった事も知った。
読了日:07月19日 著者:

応天の門 9 (BUNCH COMICS)応天の門 9 (BUNCH COMICS)感想
裏表紙の「なぜ学ぶのか」という問いに、「才あるものに力がなければ何もできない」という帯。モラトリアム秀才道真もいよいよ権力に近づく事になるのか。と読み始めたら、旧都長岡に現れた謎の尼僧と都で人気の舞姫の話。そして権力者にその身を狙われる美童。一方で贅を尽くした庭園を披露しようとする者。平安初期という時代背景を反映した物語が面白かった。その庭園披露に招かれてしまった道真。父の判断で牛車に控えていたのに…。次回は、遂にいよいよでしょうか!
読了日:07月15日 著者:灰原 薬

PHP 2018年 08 月号 [雑誌]PHP 2018年 08 月号 [雑誌]感想
先日、本もiPodも持たずに出かけた折に何か読むものが欲しくて駅の売店で購入。若い時も同じ理由で時折駅で買ってたなぁ。十年以上ぶりで手にしたが、お値段と変わってない雰囲気がいいですね。半藤一利さんの東京大空襲のお話と、青野豪淑さんの起業のお話が印象に残った。俳人の夏井いつきさんの、悲しみも言葉にすることで癒されていくというお話はしみじみ。
読了日:07月15日 著者:

幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵 (講談社現代新書)感想
「嫌われる勇気」の著者による、自分の価値を自分が認め、自らが選んだ人生の今ここにある幸せを思う、という幸福論。人の価値は生産性や行為にあるのではなく、存在する事にある。自分が何かを選び行う時、他人の価値観や何かのせい(トラウマなども含め)に囚われず、間違うことがあっても自分の人生を決められると考えると誇りを持てる。過去の栄光や失敗や後悔に囚われず、未確定な未来への不安や可能性への期待を考えず、「今ここ」を生きる。「幸せになる勇気」は未読だが、「嫌わる…」同様自ら選ぶ責任と勇気は同じなんだな。
読了日:07月15日 著者:岸見 一郎

テレビと政治の危うい関係 BPO意見書が問いかけたもの (朝日新聞デジタルSELECT)テレビと政治の危うい関係 BPO意見書が問いかけたもの (朝日新聞デジタルSELECT)感想
2017年2月BPO(放送倫理・番組向上機構)は、前年夏の参院選と都知事選を中心としたテレビの選挙報道全般に対する意見書を公表した。放送法第4条に対し、違反すれば制裁を科せる「法規範」という政府見解否定、放送局が自律を守る「倫理規範」だという見解を示し、現場には選挙に興味をもてる挑戦的番組制作を求めた内容だった。都民であっても参院選はどうした!?と言いたくなった去年の夏を忘れかけていた。16年2月に高市総務大臣が放送法違反で電波停止を命じる可能性に言及した事なども…。私たちのこんな姿勢も良くないのだなぁ。
読了日:07月08日 著者:朝日新聞

最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト (角川文庫)最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト (角川文庫)感想
イガ君は俳優時代の後輩に頼まれ舞台稽古の相手役をする事に。練習の場に現れた売れない俳優の幽霊の願い、後輩や演出家の真剣さ、会いたくない相手との再会。ばんめし屋の店員としての生活に馴染む一方で、未練というのではなく演劇への思いを再考する。そんなイガ君を心にかけ、イガ兄に相談する夏神さんの心情がありがたい。お若いのに親世代でも中々できない見守る姿勢を貫く兄の言葉には自戒を込めて感心。主思いで、時に子どもっぱく、でも紳士なロイドの活躍(?)も毎回楽しみ。
読了日:07月08日 著者:椹野 道流

雪花の虎 5 (ビッグコミックススペシャル)雪花の虎 5 (ビッグコミックススペシャル)感想
今巻は武田晴信のお話が多め。出自の謎が多い山本勘助を独特キャラ設定にし、後に嫡男守役で苦労する飯富さん兄弟も明るく登場。川中島に向けて着々と物語が進む中、虎さまは女として晴信と出会ってしまった事をきっかけに、男と戦うために克服すべき課題と向き合う。その相手役に選んだのが信頼できる僧だったのは良い選択だったと思う。美しく凛々しさを増した虎さまはとっても魅力的。
読了日:07月08日 著者:東村 アキコ

はたらく細胞(1) (シリウスKC)はたらく細胞(1) (シリウスKC)感想
その昔「ミクロの決死圏」という映画の発想に驚いたが、この作品では体内で様々な作用をしてくれる細胞たちを擬人化しているのが面白い。更に特徴をよく掴んでのキャラ描き分けで、血管を行きかう細胞たちの仕事ぶりがよく解りなるほどと感心する。アニメ化の話題からご近所の方が貸してくださった。
読了日:07月06日 著者:清水 茜

担当編集者は嘘をつく: 毎日晴天!15 (キャラ文庫)担当編集者は嘘をつく: 毎日晴天!15 (キャラ文庫)感想
秀と勇太の親子関係が確認され、その勇太も社会人になって、秀も大人になったんだ、物語に一区切りついたと思っていたが、甘かった。秀もだけど、大河が意外に問題を…。私の中で完結したのか(?)と思っていた物語だが、肝心の主役二人の問題が解決していなかった。大河はもっと秀を導く人だと思っていたが、それは買いかぶりだったのか。すまないね、大河くん。二人ともまだ若いのね。
読了日:07月03日 著者:菅野 彰

読書メーター

[PR]
by hitokohon | 2018-08-10 18:17 | 読書メーター
<< 2018年8月に読んだ本 2018年6月に読んだ本 >>