斎藤孝著 2002/9/20発行 岩波新書
若者が本離れしている、という現状を憂いつつ、彼らの「読書力」を是非盛り上げていきたい、という思いからこの本を書いたという。読書は、してもしなくてもよいものではなく、ぜひとも習慣化するべき「技」であるり、それを身につけることが「読書力」だ。 自己形成としての読書、スポーツのように自分を鍛えるための読書(読書の技)、対話力を高めるコミュニケーション力の基礎となる読書、と本書を読み進むに従って「読書力」もスキルアップしていく。若者にはもちろん、昔の若者にも、ちょっと緊張感のある読書を思い起こさせてくれる。